みうらばいえん

デジタル大辞泉

みうら‐ばいえん〔‐バイヱン〕【三浦梅園】

読み方：みうらばいえん

［1723〜1789］江戸中期の思想家。豊後(ぶんご)の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱えた。著「玄語」「贅語(ぜいご)」「敢語」。

世界宗教用語大事典

みうらばいえん 【三浦梅園】

江戸後期の儒学者。豊後（現・大分県）の人。名は晋。字は安貞。藩儒に学んだ。朱子学や古学の立場を超えて「天地の条理」に基づく独創的学問体系を樹立し、独立学派とされ、その学問は条理学と称された。著『玄語』『贅語』『敢語』を梅園三語と呼ぶ。（一七二三～八九）

美術人名辞典

三浦梅園

読み方：みうら　ばいえん

江戸中期の儒者。豊後生。名は晋、字は安貞。綾部綗斎・藤田敬所に学ぶ。条理学を提唱し、『玄語』『贅語』を著わす。寛政元年（1789）歿、67才。