べてるの家の当事者研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 06:33 UTC 版)
「べてるの家」の記事における「べてるの家の当事者研究」の解説
「三度の飯よりミーティング」を合い言葉にしており、ことあるごとにメンバー同士で集まり病気や生活の事について話し合いをすることを大切にしている。特に当事者研究というべてるの家発祥の活動が盛んで、自分の病気にオリジナルの病名(自己病名)をつけたり、病気や生活の苦労のパターンやメカニズムを文字通り「研究」し、その経過や自分の助け方(対処)の実践などを報告・発表している(2017年現在、毎週月曜日の午前中に定例的に行われている)。例えば統合失調症の場合、幻聴が症状として現れるが、この幻聴の声の主を「幻聴さん」と呼び、対立するのでなく尊重する事で、幻聴の内容が改善したなどの報告がなされている。今では同様のプログラムを取り入れる施設や医療機関が各地にある他、毎年当事者研究全国交流集会が行われており、東京大学先端科学技術研究センターにも当事者研究の研究分野が立ち上がっている。
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