ぶら下げと追い込みとは? わかりやすく解説

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ぶら下げと追い込み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 01:05 UTC 版)

ぶら下げ組み」の記事における「ぶら下げと追い込み」の解説

和文印刷物組版は、伝統的にひとつひとつ文字が同じ大きさ正方形におさまるものみなして縦横整然と配するという様式を持つ。このような様式箱組み枡組み)と呼び、現在も漢字文化圏の、とりわけ縦組み印刷物見られる約物使用した現代印刷物場合、ときに一行に入る文字の数を増減させる必要が生じる。約物全角取りとならない場合があるし、禁則処理によって約物前後で行を分断できない場合もあるためである。ぶら下げ組みは、行頭句読点に関する禁則処理回避することで、箱組み可読性を保つとともに字間調整の手間を減らす工夫である。 行頭句読点に関する禁則処理対処としてぶら下げ以外の方法としては、可読性損なわない程度字間詰めた空けたりして一行に入る文字の数を調整することも行われる句読点の前の行の字間詰めて前の行の最後にはみださず句読点を組むのが追い込み句読点の前の行の字間空けて前の行の最後一文字次の行に送り出して2文字目に句読点を組のが追い出し、である。 ぶら下げは、句読点の「。」と「、」(および同じニュアンス用いられる「,」と「.」も)に対してだけ行われる。ほかの約物や行禁則文字(たとえば「・」や「?」、括弧類、「々」など)に対して行われないぶら下げには、行末ぶら下げない句読点がくる場合全角取り許容する様式と、許容しない様式がある。追い込みについても同様に2つ様式がある。ひとつの印刷物のなかでは、4つうちいずれかをとり、別々の様式混在することはない。右に、4つ様式の例を示す。完全な箱組みとなった場合文字位置升目表してある。 なお、マイクロソフト販売している文書作成ソフトウェアMicrosoft Wordレイアウト機能に「ぶら下げインデント」があるが、これは別の操作名称の意味で、この項のぶらさげの意味ではない。

※この「ぶら下げと追い込み」の解説は、「ぶら下げ組み」の解説の一部です。
「ぶら下げと追い込み」を含む「ぶら下げ組み」の記事については、「ぶら下げ組み」の概要を参照ください。

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