二日酔(ふつかよい)
酒を多量に飲み過ぎ、酩酊(めいてい)状態を脱した翌日に残る不快な症状を二日酔(宿酔)という。その原因として酒に微量含まれるフーゼル油があげられたこともあったが現在では否定されている。フーゼル油は酒の香気成分として、特に酔いざめがよいといわれる焼酎などの蒸留酒の方が清酒などの醸造酒より多く含まれている。二日酔は深酒後10時間内外たって血中アルコール濃度がほぼ低下したころに起こるので、血中アルコールの作用によるものではない。飲んだ酒のアルコールの約20%は胃、残りは腸から吸収され、他は肝臓に運ばれアセトアルデヒド→酢酸→(炭酸ガス+水)に分解される。ここで生じたカロリーは有効に貯えられることなく無駄に発散され、また飲んだ酒の1.2倍量の水が排泄されるので、二日酔は深酒に伴う脱水やエネルギー不足、それに血糖値の低下など、いくつかの要因が組み合わさって起こるものと考えられる。深酒の後で水をたくさん飲むことも二日酔防止に有効であるが、何よりも自らの酒量限界をわきまえることが肝要であろう。
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