ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ‐じこ【福島第一原子力発電所事故】
読み方:ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょじこ
福島第一原子力発電所で平成23年(2011)3月11日に発生した原子力事故。同日発生した東北地方太平洋沖地震により外部からの電源供給が停止。約1時間後に到達した津波により非常用予備発電装置も使用不能となり、原子炉施設を冷却する機能が失われ、炉心溶融や圧力容器の破損を伴う深刻な原子力事故となった。福島第一原発事故。
[補説] 3基の原子炉で原子炉建屋が水素爆発により損壊し、大量の放射性物質が拡散。放出量は63〜77万テラベクレルと推定され、国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価は最も深刻なレベル7とされた。半径20キロメートル以内の地域は警戒区域に指定され原則として立ち入り禁止。20キロメートル圏外の地域にも、放射線量などに基づいて、計画的避難地域・緊急時避難準備区域・特定避難勧奨地点などが設定された。
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