入札方式
【英】: bidding system
各国が石油会社に石油探鉱・開発権を付与するとき、入札の形式をとることが多い。これらの入札は厳密な意味での競争入札とはいえない場合が多いが、米国の OCS リース・セールは競争入札が実施されている数少ない例の一つである。実際に OCS リース・セールで採用されたか、または導入が検討された競争入札方式としては次の事項が挙げられる。(1) ボーナスの額(bonus bidding / cash bidding)、(2) ネット・プロフィット・インタレストの割合(net profit bidding)、(3) ロイヤルティの割合(royalty bidding)、(4) 最低作業量(work commitment bidding)。このほかに、英国で検討された方式に performance-type bidding と呼ばれる方式があるが、これは、石油会社に探鉱成功時における開発移行を保証させ、その保証の強さを競わせるものである。なお英領北海における鉱区公開は政府の自由裁量の余地を大きく残したものであり、discretionary licensing と呼ばれている。オーストラリアで行われている work program bidding も、単に作業量が問題なのではなく、応札した会社の資本構成、オーストラリア経済への貢献の度合いなどが考慮の対象となっている。 |

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