とうばな

デジタル大辞泉

とう‐ばな〔タフ‐〕【塔花】

読み方：とうばな

シソ科の多年草。山野や道端に生え、高さ15〜30センチ。葉は卵形で、対生。夏、茎の先に淡紅色の小花が数段に輪生する。

植物図鑑

とうばな (塔花)

●本州から九州、沖縄に分布し、田んぼの畔や道端に生えています。茎の下部は地面を這って斜めに立ち上がります。葉は狭卵形または卵形で対生します。５月から８月ごろ、枝先や上部の葉腋に花穂をつけます。花は淡紅色の唇形花で、疎らに輪生します。萼には長い軟毛や腺毛が混生し、やや赤味を帯びています。名前は、花穂のかたちに由来。
●シソ科トウバナ属の多年草で、学名は Clinopodium gracile。英名は Slender wild basil。

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