たちばな‐ほくし【立花北枝】
立花北枝
立花北枝
たちばなほくし
金沢の門人。刀研ぎ商。『奥の細道』の旅で金沢を通過したおりに芭蕉の門に入る。通称は研屋源四郎。牧童は、北枝の兄で兄弟して芭蕉の門に入った。北枝の代表作
恥もせず我なり秋とおごりけり(『あら野』)
しら露もまだあらみのゝ行衛哉(『猿蓑』)
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柿の袈裟ゆすり直すや花の中(『炭俵』)
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朱の鞍や佐野へわたりの雪の駒(『炭俵』)
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一田づゝ行めぐりてや水の音(『續猿蓑』)
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竈馬や顔に飛つくふくろ棚(『續猿蓑』)
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しくれねば又松風の只をかず(『續猿蓑』)
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笠提げて墓をめぐるや初しぐれ(『 去来抄』)
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