たたきごぼう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動たたきごぼうはゴボウを用いた日本の料理。近畿地方を中心に、正月料理としても作られる[1]。
概要
ゴボウの皮をこそぎ、太いものは2 - 4つに割って4 - 5cmの長さに切る。水にさらしてあくを抜き、酢を入れた熱湯でさっとゆでる[2]。ゆでる前または後に包丁の峰などでたたき、繊維を砕いて軟らかくする[2][3]。味付けは甘酢、ごま酢、醤油煮、くるみ和えなど様々である[3][2][4]。
東北地方から近畿地方にかけての広い地域で作られている[2][4]。近畿地方においては神饌のゴボウ料理が発展し、正月料理になったものと見られる[1]。
脚注
- ^ a b 冨岡典子 2001, p. 514
- ^ a b c d 「日本の食生活全集滋賀」編集委員会 1991, p. 241
- ^ a b 「日本の食生活全集兵庫」編集委員会 1992, p. 272
- ^ a b 「日本の食生活全集山形」編集委員会 1988, p. 45
参考文献
- 冨岡典子「日本におけるごぼうを食材とした料理の地域的分布と食文化 : 神饌を通してみる伝承料理の成立と展開 (第2報)」『日本家政学会誌』第52巻第6号、日本家政学会、2001年、 511-521頁、 doi:10.11428/jhej1987.52.511、 NAID 110003169156。
- 『聞き書き兵庫の食事 日本の食生活全集28』「日本の食生活全集兵庫」編集委員会、農山漁村文化協会、1992年。ISBN 454091006X。NCID BN07091134。
- 『聞き書き滋賀の食事 日本の食生活全集25』「日本の食生活全集滋賀」編集委員会、農山漁村文化協会、1991年。ISBN 4540910019。NCID BN06398255。
- 『聞き書き山形の食事 日本の食生活全集6』「日本の食生活全集山形」編集委員会、農山漁村文化協会、1988年。ISBN 4540880446。NCID BN02654943。
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