その他の赤備え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 19:16 UTC 版)
後北条氏には白・黒・赤・青・黄の五色の色備えがあり、赤備えを北条綱高が担当した。他色は白色を北条幻庵と城代の笠原信為、黒色を多目元忠、青色を富永直勝、黄色を地黄八幡で有名な北条綱成と与力の間宮康俊がそれぞれ担当している。 また部隊ではないが、同じく北条氏の武将で臼井城の攻防戦で朱色の甲冑を着て活躍した松田康郷がおり、上杉謙信に「岩舟山に赤鬼の住むと沙汰しけるは、一定彼がことなるべし」と感嘆されている。長篠の戦いで活躍した小幡一党の赤備えも有名。関西において、丹波の赤鬼と呼ばれる赤井直正や、黒田如水配下の黒田二十四騎の中にも菅正利と井口吉次に朱色の甲冑や長槍を許された猛将がいる。 母衣の色を統一した「母衣衆」は、使番であることを知らせるために赤や黄色の母衣を着用していた。 伊達軍では大将の伊達政宗から足軽まで、黒色の仙台胴(雪ノ下胴)で統一していた。
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