その他のヘーラクレイダイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 13:48 UTC 版)
「ヘーラクレイダイ」の記事における「その他のヘーラクレイダイ」の解説
テスピオスの娘たちとの間の子供たち ヘーラクレースが若いころにテスピアイの王テスピオスの50人の娘たちとの間にもうけた子供たちは、ヘーラクレースに命じられてサルディニア島に移住した。彼らの指導者はイオラーオスであったといわれ、その後イオラーオスはギリシアに帰ったが、ヘーラクレースの子孫は何代も島を統治し続けたのちにイタリアのクマエーに移住したとされる。 テーレポス ヘーラクレースがアルカディアのテゲアー王アレオスの娘アウゲーとの間にもうけた子供である。後にミューシアの王となり、トロイア戦争のときにはギリシア軍をトロイアに導く役目を果たした。一説に妻ヒエラーとの子供たちタルコーンとテュルセーノスはイタリアに移住したといわれる。なお、ヒュロスの帰還を阻んだテゲアーの王エケモスはアレオスの子孫である。 リューディア王家 ギリシア神話によれば、リューディア王家はオムパレーとヘーラクレースの子アゲラーオスに由来し、後世の伝説的な王クロイソスはその末裔であるとされる。ヘロドトスによると、リューディア王家はリュドスの子孫から、イーアルダノスの女奴隷とヘーラクレースの子アルカイオスの子孫に王権が移ったが、カンダレウス王は部下のギュゲースに妻の着替えをのぞかせたために妻の恨みをかい、妻に脅迫されたギュゲースに殺されたという。こうしてリュディアの王権はヘーラクレイダイ家からメルムナス家に移り、その家系からクロイソス王が出たとされる。 マケドニア王家 マケドニア王家はヘーラクレイダイのテーメノスに由来するといわれる。
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