じしゅりゅうつう‐まい〔ジシユリウツウ‐〕【自主流通米】
自主流通米(じしゅりゅうつうまい)
お米の取り入れが終わると、農家は農協を通じて、全農などの自主流通法人という団体にコメを売却する。自主流通法人は、自主流通米を管理する団体である。
次にコメは、自主流通米価格形成センターというところに集められる。ここは米の卸価格を決める所である。米の品質や味、収穫高などによって、産地品種ごとに入札が行われる。ここで決まった価格で、自主流通法人は米を卸売り業者に売却する。
最後に、卸売り業者は小売店に米を卸し、スーパーなどで米が並べられる。この段階で消費者にお米が届く。
米は、その年の8月には、早場米として第一回目の入札が行われる。その後、8月末に第2回、9月末に第3回…と、毎月入札が行われ、値段が決められる。豊作の年は入札価格が安くなり、したがって小売価格も安くなる。
※自主流通米のほかに、政府米もある。こちらは政府がお米を農家から買い取り、卸価格や販売価格を決める。
(2000.11.02更新)
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