しし座カッパ星とは? わかりやすく解説

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しし座カッパ星

(しし座1番星 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/24 02:00 UTC 版)

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しし座κ星
κ Leonis
星座 しし座
視等級 (V) 4.46[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  09h 24m 39.2595071754s[2]
赤緯 (Dec, δ) +26° 10′ 56.363677141″[2]
視線速度 (Rv) 28.00 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: -33.180 ミリ秒/[2]
赤緯: -47.205 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 16.7266 ± 0.4212ミリ秒[2]
(誤差2.5%)
距離 195 ± 5 光年[注 1]
(60 ± 2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) 0.5[注 2]
物理的性質
半径 16 R[3]
質量 1.44 M[4]
表面重力 0.16 G[5][注 3]
自転速度 < 1.9 km/s[6]
スペクトル分類 K2 III[1]
光度 89.1 L[4]
表面温度 4,402 K[4]
色指数 (B-V) 1.23[1]
色指数 (U-B) 1.31[1]
色指数 (R-I) 0.63[1]
金属量[Fe/H] 0.01[5]
年齢 4.33 ×109[4]
別名称
別名称
しし座1番星, BD+26 1939, FK5 1244, HD 81146, HIP 46146, HR 3731, IRC +30211, SAO 80807[2]
Template (ノート 解説) ■Project

しし座κ星(ししざカッパせい、κ Leonis、κ Leo)は、しし座にある重星である[2]

名称

ウルグ・ベクによって「ライオンの鼻」を意味するAl Min'ħar al A'sadという固有名が付けられたと伝わるが、この名前で呼ばれることは殆どない[7][8]輝星星表には、綴りを変えて、Al Minliar al Asadと注釈に記載されている[1]

特徴

しし座κ星の視等級は4.46で、肉眼でみることができる明るさである[1]ガイア衛星が測定した年周視差は、16.73ミリ秒で、地球からの距離に換算すると、約195光年となる[2]

しし座κ星が重星であることを発見したのは、バーナムであるとされる[9]。4等級のK型巨星から、南西に2秒離れた位置に10等星があり、この2つの恒星は、相対的な位置関係の定常性から、連星であるとみられる[10][11]。重星カタログには、南西に2.5離れた位置にある11等星も併せて記載されているが、これは固有運動などから物理的に無関係な見かけだけの重星とみられる[10][12]

主星のスペクトル型はK2 IIIで、年齢は太陽とそう変わらないが、質量太陽の1.44倍あって、進化が進んで膨張し、半径太陽の16倍くらいになっている[4][3]光度太陽の89倍で、表面温度は4,400Kである[4]

脚注

注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記
  3. ^ 出典での表記は、 09h 24m 39.2595071754s, +26° 10′ 56.363677141″




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