ししこり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 02:36 UTC 版)
絵巻物などに見られる既存の妖怪画に詞書を添えて制作されたと考えられる妖怪絵巻『化け物尽し絵巻』(江戸時代,個人蔵・福岡県立美術館寄託)では、「おとろし」が「ししこり」(原文: しゝこり)として紹介されている(理由ははっきりしないが同絵巻は登場する全ての妖怪の名が変更されている)。詞書によれば、高さ8尺(≒1.8m)、8畳ほどの大きさで、口の広さは1丈1尺(≒3.3m)。豊前国の奈良林という村(現在の福岡県飯塚市綱分字奈良林か)に現れ、牛馬をすべてひと呑みに食ってしまった。山狩りの末、岩穴に潜んでいたところを竹槍でしとめられたという。
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