協調介入
きょうちょう‐かいにゅう〔ケフテウカイニフ〕【協調介入】
協調介入(きょうちょうかいにゅう)
円売りドル買いなどの市場介入を複数国で同時に実施することを協調介入という。市場介入の規模が大きくなることから、強い効果が期待できる。協調介入を決めるのは、蔵相会議やG8などの会議だ。決定されると、それぞれの中央銀行が、同時に市場介入する。
協調介入と同時に、各種の金融政策が行われる。円高の場合は、日銀は金融緩和を実施する。逆に円安の場合は金融引締めだ。
日本でよく問題になるのは「円高」だ。この時は円を売ってドルを買い、円のレートを下げる。最近は「ユーロ安」が問題になっているが、この場合はユーロを買ってドルを売り、ユーロを高くする。
市場介入は、普通は当事国だけで行われるが、ときには2ヶ国以上で行われる。どこかの国の為替が極端に高くなったり低くなったりすると、世界経済に悪い影響が出る。これは一国だけの問題ではないので、協調介入が必要になる。
(2000.09.26更新)
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