魚戸おさむとは? わかりやすく解説

魚戸おさむ

(がんばりょんかぁ、マサコちゃん から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/21 12:12 UTC 版)

魚戸 おさむ(うおと おさむ、本名:魚戸 修[1]1957年5月9日[1] - )は、日本漫画家北海道函館市出身[1][2][3]

来歴

上京後、星野之宣村上もとかアシスタントを経て[2][3]1985年の『わんぱっくコミック』(徳間書店)に『忍者じゃじゃ丸くん』を執筆、商業誌デビューを果たす[2][3]。漫画雑誌での初連載作品は1987年に『月刊コロコロコミック』(小学館)にて開始された『熱拳カンフークラブ[4]。代表作にテレビドラマ化された『家栽の人』(原作:毛利甚八[3]、『イリヤッド-入矢堂見聞録-』(原作:東周斎雅楽)などがある。

生活クラブの組合員であり、クラブが提携する特産品を紹介するコーナーのイラストをクラブの情報誌で担当している。

ビッグコミック」2017年1月10日号から、終末医療をテーマにした作品『はっぴーえんど』の連載を開始[5]した。数年前から構想を練って在宅医療に携わる医師らから取材を重ねて現場を歩き[5]、生まれ育った函館市を舞台に、「都会過ぎず、田舎過ぎない場所」として函館の街も描いている[5]

作品リスト

絵本
  • いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日(原作:内田美智子、講談社
  • はなちゃんのみそ汁(原作:安武信吾、千恵、はな共著、講談社)
  • 「弁当の日」がやってきた!!(原作:竹下和男、講談社)
  • マーガレットとジョニー スーパー恋物語 (原作:三遊亭白鳥、講談社)
ゲームコミカライズ

関連人物

村上もとか
1976年に19歳でアシスタントとして村上の元に入り7か月後に脱走同然で辞するが、2年後に再びアシスタントとして師事した。11歳の時に父を亡くしており「先生というよりも父さんみたいな感じがする」として慕っている[8]。村上の作品である『六三四の剣』には「魚戸オサム」という名前のキャラがレギュラー出演している。
星野之宣
短期間アシスタントを務めた後、共通の担当編集者の紹介で、村上のアシスタントとなる[9]
花沢健吾
元アシスタント[10]

脚注

出典

  1. ^ a b c まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、60頁
  2. ^ a b c 魚戸おさむ公式ブログ プロフィール
  3. ^ a b c d 「まんが家 魚戸おさむです」北海道新聞、2015年12月26日夕刊。
  4. ^ これより以前の1986年には幼年向け雑誌『テレビランド』にて『ファミコン一発くん』を連載している。
  5. ^ a b c 北海道新聞社 (2016年12月27日). “魚戸おさむさん新連載は函館舞台 「看取り」主題の漫画”. どうしんウェブ/電子版(文化・芸能). 2017年1月12日閲覧。
  6. ^ 魚戸おさむの読み切り「危険なふたり」がBCオリジナルに、若き巨漢と老婦人の珍道中”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年2月5日). 2024年2月5日閲覧。
  7. ^ 三田紀房×魚戸おさむが描く、復讐を誓う引きこもりの人生大逆転劇「魔界の議場」”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年2月21日). 2025年2月21日閲覧。
  8. ^ この段落は「1983年のぼくらより 村上もとか先生へ 魚戸おさむ」『少年サンデー1983』(『週刊少年サンデー』8月15日増刊号、第51巻第38号) 小学館、2009年8月15日発行、70頁 を参照。
  9. ^ 『日本漫画学院・漫画家リレー訪問紀(2002年12月号)より』
  10. ^ コミダスによる花沢健吾へのインタビュー(2006年7月20日掲載)より。『コミダス「花沢健吾インタビューその3」』

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「魚戸おさむ」の関連用語

魚戸おさむのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



魚戸おさむのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの魚戸おさむ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS