からくりの文化的開花
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 05:37 UTC 版)
戦国時代 日本のからくりが文化的に開花したのは戦国時代に入ってきた西洋技術、とくに機械時計によるところが大きい。17世紀頃から機械時計に使われていた歯車やカムなどの技術を、人形を動かす装置として応用したからくり人形が作られ始めた。当初は公家や大名、豪商などの高級玩具であったが、祭礼や縁日などの見世物として一般の目に触れると人気を呼ぶようになり日本各地に普及し、専門の職人も現れ非常に精巧なものが作られるようになった。 江戸時代 元和6年(1620年)には、尾張国名古屋の東照宮祭における山車に初めて牛若弁慶のからくり人形が載せられ、中京圏を中心に「からくり人形を載せた祭礼の山車」が広範に普及することになる。
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