核種とは? わかりやすく解説

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核種

読み方かくしゅ
英語表記nuclide

原子または原子核種類を示す用語で、原子番号質量数区別されるものをいう
たとえば、自然界多く存在するカリウム元素)は、カリウム39(93.26%)、カリウム-40(0.0117%)、カリウム41(6.73%)の同じ原子番号をもつが、これらは質量数異なるため、それぞれ異なる核種であるという。
この核種のうちカリウム-40放射能をもつので放射性核種呼び、他は安定核種と呼ぶ。現在約1250種類ほどの核種が知られており、このうち280種が天然存在する安定核種である。
通特定の原子番号Z、質量数A、中性子数N(N=A―Z)の安定あるいは準安定エネルギー状態をもったものを一つの核種という。ただし、測定できる寿命1010程度以上)をもつものをいい、極端に寿命の短い励起状態あるものは、独立した核種とはいわない
また、同じ原子番号Zで(すなわち同数陽子をもつ)、異った個数中性子をもつ二種以上の原がある場合、これら同位体集合同位元素とも呼ぶ。




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