かき打ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 14:43 UTC 版)
広島ではカキを殻から剥いてむき身にする作業を“かき打ち”といい、これに従事するものを“打ち子”“打ち娘”(うちこ)とよび、古くから女性労働力があてられた。使う道具もかき打ちとよび、他産地はナイフタイプが主流であるが広島では小型ピッケルのような手鉤状の道具が主流である。現在の打ち子は実働8時間で平均3,200個を剥くと言われている。広島カキ生産を支える重要な仕事で、広島の風物詩ともいえる。 昭和30年代頃までは結婚資金捻出が目的である未婚の女子が主体であったが、その激務から若年者は他産業に奪われ、主婦のパートによる労働力へ移っていった。たた現在は打ち娘の高齢化などの理由による労働力不足に悩まされている。
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