蛙化現象
別表記:カエル化現象、かえる化現象
「蛙化現象」とは、片思いの相手と両思いになった途端に恋愛感情が冷めたり相手に嫌悪感を抱いてしまったりする現象・心理状態を意味する言葉である。典型的には思春期の女子にありがちな傾向とされる。
「蛙化現象」の読み方は「かえるかげんしょう」である。
「蛙化現象」という言葉の由来は、童話「かえるの王さま」とされている。この童話は、わけあって王女が蛙と同衾する(=ベッドを共にする)ことになり、王女はこれを激しく嫌悪し拒絶するが、実は蛙の正体はステキな王子様であり、最終的に2人は幸福のうちに結ばれる、……といった筋書きである。
「蛙化現象」は、童話「かえるの王さま」の話の流れとは逆に、「ステキな王子様」だったはずの彼が蛙になってしまう(ように思えてしまう)という状況を指す。
蛙化現象が起こる主な要因としては、「恋愛経験の少なさ」や「理想と現実の乖離への落胆」などが挙げられる。いわゆる「恋に恋する」女子は、えてして片思いの対象の男子を理想化しがちである。これが両思いになると、相手の男子を生身の人間として認識せざるを得なくなる。ここで生身の男のむさ苦しい部分が目につき、あるいは外見や性格が理想と乖離していることに気づき、幻滅してしまうわけである。
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