おかえり筋(お還り筋)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 15:45 UTC 版)
「おかえり祭り」の記事における「おかえり筋(お還り筋)」の解説
2日目の還幸祭で高浜御旅所(高浜宮殿)より10町(実際は11町だが、新町は東西の2町で1町)の内1町の通りを通って本社である藤塚神社へ神輿と台車が戻るが、その通りをおかえり筋という。各町の通りにおかえり筋が巡ってくるのは10年に一度のことであり、担当町内の家々は、祭礼に向け家を修理し、畳を替え、調度品を揃え、軒先に御神燈と書かれた丸提灯を立てるなどの準備をする。 還幸祭当日は夜の7時からの神事「新遷の儀」の後お発ちとなるが、各家々では数多くの料理やお酒を用意し、親戚や知人・友人、取引先など数多くの人を招き、深夜まで盛大にもてなす。また、お帰りの台車が通ると、引手の男衆、関係者なども家に上げて料理や酒を盛大に振舞うのだが、これが何軒も続くこととなる。以前は縁もゆかりもない見物客にまで家に上げて豪勢に振舞ったそうである。
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