えのき氷の発案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:57 UTC 版)
阿藤が着目したのはエノキタケの健康に対する可能性だった。実際、2005年にJA中野市が実施した試験でエノキタケを毎日100グラム摂取すると、血液流動性が改善するという検証結果が得られた。だが、エノキタケを毎日100グラム摂取するのは現実的に難しかった。阿藤は、夏場の消費拡大をもくろみ、エノキタケの新たな調理法を研究した。 最初に着想したのは、エノキタケをお茶のように煎じて飲めないか、というアイデアだった。エノキタケを包丁で細かく刻むのは手間がかかるため、ミキサーにかけたところ、エノキタケの弾力にまけて刃が空回りしてしまい、束がばらばらになるだけで、細かく刻めなかった。試しに水を加えてミキサーにかけてみると、ドロドロとした液体になったため、これを火にかけたところなんとかペースト状の食材として完成したものとなった。冷蔵庫で保管したら10日で腐ってしまうため冷凍庫で凍らせ、使うたびに解凍するということにした。
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