あかし (海洋観測艦・2代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 03:02 UTC 版)
あかし | |
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進水式における「あかし」
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基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業下関造船所 |
運用者 | ![]() |
艦種 | 海洋観測艦 |
級名 | あかし型海洋観測艦 |
前級 | しょうなん型海洋観測艦 |
次級 | 最新 |
建造費 | 283億円 |
母港 | 横須賀 |
艦歴 | |
計画 | 令和4年度計画 |
発注 | 2022年 |
起工 | 2024年8月20日 |
進水 | 2025年5月29日 |
就役 | 2026年3月予定 |
要目 | |
基準排水量 | 3,500t |
満載排水量 | 4,700t |
全長 | 113.7 m |
最大幅 | 17.8 m |
深さ | 9.2 m |
機関 | ディーゼル電気推進 |
出力 | 4,600馬力 |
推進器 | |
速力 | 16ノット |
乗員 | 約90名 |
あかし(ローマ字:JS Akashi, AGS-5107)は、海上自衛隊の海洋観測艦。艦名は明石海岸(景勝地)に由来する[1][2]。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の防護巡洋艦「明石」、工作艦「明石」、海上自衛隊の海洋観測艦「あかし」に続き4代目にあたる[3]。
艦歴
中期防衛力整備計画に基づく令和4年度計画3,500トン型海洋観測艦5107号艦として、2023年5月に三菱重工業下関造船所江浦工場で起工され[4]、2025年5月29日に同工場において実施された命名・進水式[5]において、「あかし」と命名され、進水した[6]。建造費は283億円[7][8]。今後は艤装や各種試験を実施したのち、就役は2026年3月ごろの予定[3]。「AGS-5104 わかさ」の代替艦として海洋業務・対潜支援群隷下の第1海洋観測隊に編入され、横須賀に配備となる模様[3]。
歴代艦長
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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艤装員長 | ||||||
- | 菅原君和 [9] | 2025.5.29 - | ||||
艦長 | ||||||
1 |
脚注
出典
- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (29 May 2025). “海洋観測艦は、名所旧跡のうち主として「海浜(浦)の名」から選出されます。”. X(旧Twitter)より2025年5月29日閲覧.
- ^ 海上自衛隊佐世保地方総監部【公式】 [@jmsdf_srh] (29 May 2025). “三菱重工業株式会社 下関造船所で 海洋観測艦「あかし」の命名・進水式が行われました”. X(旧Twitter)より2025年5月29日閲覧.
- ^ a b c “16年ぶり! 新たな自衛艦「あかし」進水 ミサイルも大砲もないけど超重要な存在 どこに配備?”. 乗りものニュース (2025年5月29日). 2025年5月29日閲覧。
- ^ “海洋観測艦と音響測定艦を受注 三菱重工、護衛艦2隻も合わせて契約額888億円”. 海事プレス (2023年5月12日). 2023年9月29日閲覧。
- ^ “令和4年度計画海洋観測艦の命名式・進水式について”. 海上幕僚監部 (2025年5月22日). 2025年5月22日閲覧。
- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (29 May 2025). “㊗海洋観測艦「あかし」命名式・進水式”. X(旧Twitter)より2025年5月29日閲覧.
- ^ “我が国の防衛と予算~防衛力強化加速パッケージ~ -令和4年度予算(令和3年度補正を含む)の概要-” (PDF). 防衛省. p. 14 (2022年3月24日). 2023年9月29日閲覧。
- ^ “■令和4年度防衛予算の政府案決定”. 世界の艦船. 2022年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月28日閲覧。
- ^ 海上自衛隊指揮官等名簿閲覧。
外部リンク
- あかし_(海洋観測艦・2代)のページへのリンク