『独考』に対する国際的関心
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『独考』については、近年、国際的にも関心が寄せられている。2009年12月には台湾の国立政治大学において、国際シンポジウム「女性・消費・歴史記憶」が開かれた際、筑波大学大学院特別研究員の金學淳によって「只野真葛與曲亭馬琴的儒學與對異國的認知-以《獨考》與《獨考論》中認知的差異為例」(日本語: 「只野真葛と曲亭馬琴の儒学と異国へのまなざし -『独考』と『独考論』における認識の差異を通して- 」)の報告があった(コメンテーターは黃智暉東吳大学日本語文学系助理教授)。 『独考』の英訳も2001年になされた。以下の訳書がある(5名による共訳)。 Solitary Thoughts:"A Translation of Tadano Makuzu's Hitori Kangae," trans. Janet R. Goodwin, Bettina Gramlich-Oka , Elizabeth A. Leicester, Yuki Terazawa, and Anne Walthall, Monumenta Nipponica 56:1 (2001), 56:2 (2001). なお、飜訳者のうちのアメリカ合衆国のBettina Gramlich-Oka(岡ベティーナ)は、2006年に只野真葛の研究書"Thinking Like a Man:Tadano Makuzu (1763-1825)"を著している。
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