『東映ヒーロー名人列伝』より
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「どっこい大作」の記事における「『東映ヒーロー名人列伝』より」の解説
以下は、平山亨『東映ヒーロー名人列伝』風塵社、150頁-160頁による。 大鵬のゲスト出演について 当時、大鵬はマスコミへの露出を嫌い、出演依頼を全て断っていた。 七条敬三(東映のプロデューサー)も電話で断られたところ、平山が七条を発奮させ、巡業先の北海道までアポイントなしで押しかけさせた。その誠意により、第1話への出演が果たされた。 志村喬の出演について 志村はトップクラスの俳優であったが、平山らはレギュラー出演を受けてもらうことに関し、待遇に不安を持っていた(例えば、生田スタジオは貧相である)。 平山は七条を付き人に任命し、毎回、朝晩の送り迎えをさせた。誠意は志村に伝わり、七条を可愛がっていたという。 お米の数について 第2話で大作が米の数を数えるシーンがあるが、脚本には何粒か明記されていなかった。平山は自宅で徹夜し、1升の米を数えた(翌朝は午前5時に自宅を出て、自動車を運転して生田スタジオに向かった)。なお、同書では93145粒または93147粒が挙げられているが、劇中で大作が数え終わったのは13966粒。
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