『御文』拝読の作法
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「勤行 (真宗大谷派)」の記事における「『御文』拝読の作法」の解説
作法 御文箱より『御文』を取り出し、頂戴する。 - 『御文』が無く、勤行集に載っている御文を拝読する場合は、勤行本を頂戴する。 『御文』拝読。- 『御文』は、経卓に置かずに、両手で持ち拝読する事。 拝読後、『御文』を頂戴する。 平時の場合、朝の勤行時に『御文』を拝読出来なければ、夕の勤行時に拝読しても構わない。 本文の後にある奥書(日付・和歌・文章・場所)は、拝読しない。 回り口(『御文』約二百数十通あるうちの80通を「五帖に編纂した御文(五帖御文)」を用いる場合。) 「回り口」とは 『御文』の場合、お正月には一帖目第一通からを、(一日一通づつ)順次拝読すること。 「五帖目」のみを第一通からを回り口で拝読しても構わない。 参考(以下は、寺院作法である。) 五帖全部を「回り口」で拝読する場合は、内容を考慮して「両度御命日御文」は定められた日のみ拝読する。 同様に「報恩講御文」・「御浚御文」は、平時には拝読しない。五帖目のみを回り口で拝読する場合は、その限りではない。 両度御命日御文(前門首御命日〈13日〉・宗祖親鸞聖人御命日〈28日〉) 五帖目第一通「末代無智」 - 毎月12日夕の勤行で拝読する。 四帖目第十二通「毎月両度」 - 毎月13日朝の勤行で拝読する。 五帖目第十通「聖人一流」 - 毎月27日夕の勤行で拝読する。 三帖目第九通「鸞聖人」(「御命日」) - 毎月28日朝の勤行で拝読する。 報恩講御文 三帖目第十一通「毎年不闕」 四帖目第五通「中古已来」 四帖目第六通「三か条」 四帖目第七通「六か条」 四帖目第八通「八か条」 四帖目第十五通「大坂建立」 五帖目第十一通「御正忌」- 在家報恩講で拝読する『御文』。 御浚御文 二帖目第一通「御浚え」 - 報恩講翌日の朝の勤行で拝読する。
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