『ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム』〜『オード・トゥ・ジェイ・スミス』〜『ウェア・ユー・スタンド』
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ベスト盤以降長らく沈黙していたバンドが、再びナイジェル・ゴッドリッチをプロデューサーに迎えて製作したアルバム『ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム』(全英4位)をリリースしたのは、前作から4年後の2007年であった。アルバムは、ストイックだった前作から一転して、美しく優しいメロディが全体にあふれた内容となった。 このアルバムリリースに伴って同年のサマーソニックに、ソニックステージのトリとして出演。翌2008年のフジロックフェスティバルで再来日、翌日には韓国に移動し、06年から仁川で毎年開催されているペンタポート・ロック・フェスティバルの2日目メインステージのヘッドライナーを務めた。 『ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム』リリースにともない久々の大規模ツアーを敢行したバンドは、その余勢を生かしライブ・テイクを中心としたレコーディングを進めた。そして2008年9月、前作からわずか1年弱という異例のスパンでアルバム『オード・トゥ・ジェイ・スミス』を発表。今作から、バンドは長らく在籍したインディペンディエンテ・レコードを離れ1996年にデビューEPを発表した自主レーベルからのリリースを開始することとなった。以前のトラヴィスにはなかったヘヴィなロック色が非常に濃い仕上がりとなったためか、アルバムは全英20位と伸び悩み、アルバムからのシングルも全英トップ100入りを逃している。ちなみに、このリリースにともない、1998年以来実に10年ぶりとなる単独来日公演が2009年2月に実現した。 『オード・トゥ・ジェイ・スミス』からおよそ5年後には、新アルバム『ウェア・ユー・スタンド』をリリース。全英チャート3位を記録した。
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