『オデュッセイアー』でのポリュペーモスとは? わかりやすく解説

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『オデュッセイアー』でのポリュペーモス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 01:36 UTC 版)

ポリュペーモス」の記事における「『オデュッセイアー』でのポリュペーモス」の解説

海神ポセイドーンポルキュースの娘トオーサ息子キュクロープスのひとりとされるホメーロス叙事詩『オデュッセイアー』第9書で、オデュッセウスが語る航海譚登場するポリュペーモスキュクロープスたちの中でも最も大きい体を持ちキュクロープスたちの島の洞窟住んでいた。オデュッセウストロイア戦争からの帰途、この島に立ち寄った際、12人の部下とともにポリュペーモス洞窟閉じ込められた。 部下たちが2人ずつ食べられていくうち、オデュッセウス持っていたワインポリュペーモス飲ませて機嫌を取った。これに気をよくしたポリュペーモスは、オデュッセウスの名前を尋ねオデュッセウスが「ウーティス」(ギリシア語で「誰でもない」の意)と名乗ると、ポリュペーモスは「おまえを最後に食べてやろう」といった。 ポリュペーモス酔いつぶれて眠り込んだところ、オデュッセウス部下たちと協力して巨人の眼を焼けた潰したポリュペーモス大きな悲鳴を上げ、それを聞いた仲間キュクロープスたちが集まってきたが、誰にやられた聞かれポリュペーモスが「ウーティス(誰でもない)」と答えるばかりであったため、キュクロープスたちはみな帰ってしまった。 オデュッセウスたちは羊の腹の下に隠れて洞窟脱出し、船に戻って島から離れた。このとき、興奮したオデュッセウス本当の名を明かして嘲笑したため、ポリュペーモスオデュッセウスに罰を与えるよう父ポセイドーン祈り以後ポセイドーンオデュッセウス帰還何度も妨害することになったポリュペーモスオデュッセウスによって眼を潰されることは、エウリュモスの子テーレモスによって予言されていたという。

※この「『オデュッセイアー』でのポリュペーモス」の解説は、「ポリュペーモス」の解説の一部です。
「『オデュッセイアー』でのポリュペーモス」を含む「ポリュペーモス」の記事については、「ポリュペーモス」の概要を参照ください。

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