『オデュッセイア』でのラーエルテース
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「ラーエルテース」の記事における「『オデュッセイア』でのラーエルテース」の解説
ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』では、ラーエルテースは一貫してオデュッセウスの父として語られる。この物語でラーエルテースはイタカ島で存命であり、隠退して農事にいそしんでいる。第19書では、オデュッセウスの妻ペーネロペーが求婚者たちに迫られて、ラーエルテースの葬儀のときのための衣を織り上げるまで返事を待つように告げ、その実、日中織った分を夜にはほどいて3年間回答を引き延ばしたことが語られる。最終の第24書では、20年ぶりに帰還を果たしたオデュッセウスがラーエルテースの館を訪れ、二人は再会を喜び合う。また求婚者の親たちがオデュッセウスに報復しようとした際は、アテーナーに力を与えられ、エウペイテースを討った。
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