「敵の目の白い所」の命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:24 UTC 版)
「バンカーヒルの戦い」の記事における「「敵の目の白い所」の命令」の解説
名高い命令である「敵の目の白い所が見えるまでは撃つな」は、バンカーヒルに関する逸話で語られることが多い。しかし誰がこの命令を出したかは不明であり、証言者によってパットナムであったり、スタークであったり、プレスコットあるいはグリドリーであったりする。またある者が言って、他の者が繰り返した可能性もある。またこの時に初めて発言されたものでもない。似たような表現は1743年6月27日のデッティンゲンの戦いで発言されており、このときロックノーのアンドリュー・アグニュー中佐がそのロイヤル・スコッツ・フュージリア連隊に「彼らの白目を見る」までは発砲するなと警告した。この表現は1745年にプロイセンのカール王子が使い、1755年にフリードリヒ大王が繰り返し、植民地の軍事指導者達が親しんだ歴史の中で言及されてきた可能性があった。この戦闘で実際にこの言葉が言われたかはともかく、弾薬が限られている状況であるため、植民地の軍事指導者達が大きな効果を得られるであろう瞬間まで発砲を控えるよう兵士達に常に覚えこませていたのは明らかである。
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