「悪霊」と「想像人格」の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/19 05:57 UTC 版)
「内的自己救済者」の記事における「「悪霊」と「想像人格」の評価」の解説
アリソンは自ら認めるように宗教的というより神智学に深い関心を示し、スピリチュアルな信念を持っている。これは精神医学の世界では少なくとも公式には認められない傾向である。そのことはISHの概念にも覗えるのだが、その最たるものが「悪霊の憑依」であり「エクソシズム」であり、これによってアリソンは精神科医の中で異端視されることになる。後年、その「悪霊の憑依」を、当初は別に考えていた「想像人格(IIC)」に統合している。その「IIC」も、本来は「ISH」とセットで理解されるべき重要な概念であるが、安克昌が注目しただけで、他の治療者からは黙殺されている。 服部雄一は『多重人格者の真実』(1998年)の中で自らエクソシズムを行った経験を述べ、また「エクソシズムの効果は?」という章で、コリン.A.ロス(Ross,C.A.)が行ったエクソシズム や、国際解離研究学会の見解を紹介しているが、アリソンの「想像人格(IIC)」概念については一切触れていない。
※この「「悪霊」と「想像人格」の評価」の解説は、「内的自己救済者」の解説の一部です。
「「悪霊」と「想像人格」の評価」を含む「内的自己救済者」の記事については、「内的自己救済者」の概要を参照ください。
- 「悪霊」と「想像人格」の評価のページへのリンク