「ガンガン寺」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:05 UTC 版)
「函館ハリストス正教会」の記事における「「ガンガン寺」」の解説
この教会はガンガン寺という名前で親しまれている。最初に聖堂ができたときに5個の鐘を使って楽器のように鳴らしたところから付いている。1907年(明治40年)に全焼したときに鐘も衝撃でバラバラに壊れてしまった。 再建に合わせて大きな鐘が1個付いている状態になったが、1923年(大正12年)関東大震災の影響でニコライ堂の鐘が破損、復興のためにここの大きな鐘と6個の鐘を交換することになった。その後は戦争の影響で金属供出のため取り外され、しばらく鐘のない状態が続いた。 1968年(昭和43年)にギリシャ人の寄贈によって重さ575キロの鐘が掛けられたが、輸送中にヒビが入ったことで鐘を打つと破壊するおそれがあったので、保存されている。現在の鐘は1983年(昭和58年)に贈られたものである。 鐘は聖体礼儀などの祈りの際に鳴らされており、土曜日の夕方や日曜日の午前に聞くことができる。1996年(平成8年)、環境省「残したい日本の音風景100選」に選ばれた。
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