「○○(元号)天皇」という呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 00:17 UTC 版)
「今上天皇」の記事における「「○○(元号)天皇」という呼称」の解説
一部の出版物などにおいて、執筆および発表の時点において存命の天皇に対して、「○○(元号)天皇」などという呼称を用いる例が散見される。これは、その時の内閣を総理大臣の姓で固有名詞的に表現するのと同じく、その時の天皇を元号で固有名詞的に表現する様式である。 しかし、明治・大正・昭和の三代にわたり、一世一元の制に依拠して、元号が諡号・追号に用いられたことから、存命の天皇に対して「○○(元号)天皇」と呼ぶことは追号で呼ぶことにあたり失敬であるとする見解がある[誰によって?]。 ただし追号は、元号法の制定時の大平正芳首相(当時)の国会答弁によれば、あくまで皇室内の儀式として新しい天皇が先帝に贈るものであって、法で定めた元号に縛られることなく、新しい天皇の裁量で決めることができるという。皇室典範などの関連法令にも規定がない。
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