β-ナフトールメチルエーテル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 05:11 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| β-ナフトールメチルエーテル β-Naphthol methyl ether |
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2-メトキシナフタレン |
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別称
2-ナフトールメチルエーテル; 2-ナフチルメチルエーテル; Nerolin; Yara yara
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 93-04-9 |
| PubChem | 7119 |
| ChemSpider | 6852 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C11H10O |
| モル質量 | 158.2 g mol−1 |
| 外観 | 白色の結晶[1] |
| 融点 | 72~73℃[1] |
| 沸点 | 274℃[1] |
| 水への溶解度 | ほぼ不溶[1] |
| 有機溶媒への溶解度 | フタル酸ジエチル、熱したアルコール、油類に可溶。冷えたアルコールには4%ほど |
| 危険性 | |
| 引火点 | 111℃[1] |
| 半数致死量 LD50 | >5g/kg(ラット、経口)[1] |
| 関連する物質 | |
| 関連する異性体 | C11H10Oを参照 |
| 関連物質 | β-ナフトール β-ナフトールエチルエーテル β-ナフトールイソブチルエーテル |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
β-ナフトールメチルエーテル(英: β-Naphthol methyl ether)は、化学式C11H10Oで表される有機化合物である。
用途
純粋なものはネロリやアカシアのような香りを持つが、低純度のものは粗い香気となる。石鹸・洗剤をはじめとする家庭用品向け香料や、マスキング香料として使用される。「ネロリン」「ヤラヤラ」などの商品名がある[1]。
製法
β-ナフトールとメタノールを硫酸の存在下で加熱、もしくはアルカリの存在下で硫酸ジメチルでメチル化したのち、再結晶して精製する[1]。
脚注
参考文献
- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。
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