ずい‐ぶん【随分】
読み方:ずいぶん
1 ふさわしい程度を超えているさま。また、いちじるしいさま。並でないさま。過分。相当。「—な御見舞をいただきました」「貯金も—な額になった」
2 人に対する態度や言動が度を過ぎているさま。非常識。「そんなことを言うなんて—な奴だ」
[副]
1 いちじるしいさま。多く、予想外だとか不本意だとかいう気持ちをこめて用いる。非常に。だいぶ。かなり。「年の割には—(と)老(ふ)けて見える」「—(と)大げさなことをいう人だ」
2 その人の能力・身分・立場などにふさわしいさま。また、事態がある状況にふさわしくなっていくさま。分相応に。それなりに。「しっかり勉強すれば、成績も—(と)よくなるものだ」
「将来立派な者にさえなれば、—照子の婿(むこ)にもしてやる」〈谷崎・悪魔〉
3 その人の置かれている状況の中で最善を尽くすさま。できるだけ。なるべく。「—(と)養生してください」「—(と)努力してみましょう」
「ずいぶん」の例文・使い方・用例・文例
- 最後に彼と話してからずいぶんたってしまった
- ずいぶん久しぶりですね
- その事件のことはよく覚えていない,ずいぶん前のことだから
- ずいぶんそっけないじゃないか
- 都会生活は田舎の生活とはずいぶん違う
- 彼女を許すとはあなたはずいぶん寛大でしたね
- あなたにはずいぶん助けてもらって,お礼のしようもありません
- 彼は前はずいぶんたばこを吸っていた
- この手引き書ならずいぶん君の役に立つ筈です
- ずいぶん時間を無駄にしてしまった.なんとかその埋め合わせをしなければならない
- ジョージは君の計画をずいぶん手伝ったからね.君は彼を食事に招待するべきだ
- ロープをもっとしっかり引っ張って,ずいぶんたるみがあるから
- 彼はそれを売ってずいぶんもうけた
- 数学の力がずいぶん伸びたね
- あなたは我々のためにずいぶん尽くしてくださいました
- 10代のころは伝奇小説をずいぶん読んだものだった
- 彼はずいぶん遠回りをして私の家に来た
- 彼は先生からずいぶん影響を受けたようだ
- ピアノの重みで床にずいぶん大きな力がかかっていた
- 彼はずいぶん酔ってしまって,もう自分がだれだか定かでないくらいだ
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