2GHz帯 2GHz帯の概要

2GHz帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 13:59 UTC 版)

概要

俗に、「IMT-コアバンド」あるいは「2.1GHz帯」とも称される。国際的にも利用されるグローバルバンドである。

主に、携帯電話NTTドコモFOMAXiソフトバンクSoftBank 3GSoftBank 4G LTEKDDI/沖縄セルラー電話au)のCDMA 1X WIN(後のau 3G)・au 4G LTE)や、移動衛星業務などに使われている。海外での携帯電話周波数帯である2.1GHz帯(2100MHz帯、UMTSバンド1)は、日本での2GHz帯とほぼ同義であるため、UMTSローミング利用時の判断規準となる。なお、KDDI/沖縄セルラー電話が採用するCDMA2000方式の場合は、3GPP2が策定したBand Class 6の帯域に当たる。


NTTドコモ、ソフトバンク(旧J-PHONE、旧ボーダフォン)は、3Gサービス開始以降(3.9Gや4Gサービス等を含む)のメインバンドとして2GHz帯を利用している(3Gサービス開始時点では2GHz帯のみが3Gサービスに利用可能であった事から、2GHz帯のみで3Gサービスのエリア構築を行う事となった流れを汲むため)。なお、auは、800MHz帯がメインバンドである(2Gサービスにおいてメインバンドとなっていた800MHz帯が3Gサービスに流用可能となった流れを汲むため)。

歴史

利用周波数

  • KDDI/沖縄セルラー電話
    • 基地局送信 : 2110 - 2130MHz (20MHz)
    • 移動局送信 : 1920 - 1940MHz (20MHz)
  • NTTドコモ
    • 基地局送信 : 2130 - 2150 MHz (20MHz)
    • 移動局送信 : 1940 - 1960 MHz (20MHz)
  • ソフトバンク
    • 基地局送信 : 2150 - 2170 MHz (20MHz)
    • 移動局送信 : 1960 - 1980 MHz (20MHz)

移動局送信周波数がPHSの制御チャネルと干渉するおそれがあるため、移行完了(2012年(平成24年)5月)までの間ガードバンドとして、隣接する沖縄セルラーを含むKDDIのみ帯域が15MHz幅に制限されていた。

また、公平を期するため当初はNTTドコモ、ソフトバンクモバイルについても5MHz分のみ使用不可とされていたが、後に沖縄セルラーを含むKDDI以外は使用可能となった。なお、現在は全キャリアとも制限なく使用可能である




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