2001年宇宙の旅
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2001年宇宙の旅 | |
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2001: A Space Odyssey | |
監督 | スタンリー・キューブリック |
脚本 |
スタンリー・キューブリック アーサー・C・クラーク |
製作 | スタンリー・キューブリック |
出演者 |
キア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ウィリアム・シルベスター ダグラス・レイン |
撮影 |
ジェフリー・アンスワース ジョン・オルコット |
編集 | レイ・ラヴジョイ |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー |
公開 |
1968年4月6日 1968年4月11日 1968年5月10日 |
上映時間 | 142分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $ 10,500,000 - 12,000,000 |
興行収入 | $146,000,000 |
配給収入 | 2億6643万円[1] |
次作 | 2010年 |
物語はクラークが1951年に発表した短編小説「The Sentinel」(邦訳版タイトル「前哨」)ほかの作品を踏まえているが、直接的な「原作」は無かった。 映画公開後に発表された「小説版」は、脚本と同時進行で書かれた部分もあるとされるが、クラークは新編序文でノベライズではないと述べている。
実存主義、人類の進化、科学技術、人工知能、地球外生命体の可能性などをテーマに、未知の存在モノリスを発見した人類が、人工意識を持つコンピューターHALと共に木星に向かう航路で勃発した事件を描いたサスペンス。
様々な評価を受けていて、終末論や人類の進化、異星知性体への応答など、多岐にわたる。 従来の映画や物語の手法を避け、台詞の無い音楽だけの長いシークエンスがある。科学的に正確な惑星間宇宙航行の描写を先駆的な特殊効果で映像化しつつ、曖昧な印象を与えている。サウンドトラックには、リヒャルト・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス2世、アラム・ハチャトゥリアン、リゲティ・ジェルジュなどのクラシック音楽が多数使用されている。 アカデミー賞では4部門にノミネートされ、キューブリックは視覚効果の演出で受賞した。
1991年、米国議会図書館によって「文化的、歴史的、美学的に重要」とみなされ、アメリカ国立フィルム登録簿に保存されることになった。最も偉大で最も影響力のある映画作品の一つとして広く知られている。
注釈
- ^ 骨から直結されたのが、パンアメリカン航空(PAN AM)のマークをつけた宇宙船と勘違いされることがあるが、パンナム便は最初の宇宙船の後で出てくるので、骨と直接つながってはいない。
- ^ 続編の映画『2010年』冒頭によると、月のモノリス発見が1999年、ディスカバリー号内の出来事が2001年の出来事とされている。
- ^ 日本語字幕では「吸盤靴」と翻訳されている他、「磁力靴」とされている場合もある。
- ^ 現実世界では2001年以前の1991年に破産している。
- ^ 公開当時は「ケア・ダレー」と表記されていた。※どこで?
- ^ キューブリック監督の実の娘。
- ^ 公開当時は「カブリック」の表記だった。のちに「クブリック」となり、更に現在の「キューブリック」に落ち着いた。
- ^ それでもディスカバリー号の食事シーンで映るタブレットPC"Tele Pad"にはIBMのロゴが残っている
- ^ 結果的に2001年前に同社が何らかの憂き目によって、社名の変更や倒産した場合、途端に時代遅れの作品というリスクを避けられた。
- ^ 同じく1993年発売で冒頭曲「ファンファーレ」を収録したエリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス・オーケストラによるテラーク・レーベルのアルバム「ハリウッド・グレイテスト・ヒッツ Vol.II(CD-80319,1992年12月録音)」の解説ではノースの未亡人から譲り受けたスコアを演奏に用いたという記述がある。
- ^ なお、ノースが本作のために書いたスコアは1968年の『栄光の座』、1974年の"Shanks"、1981年の『ドラゴンスレイヤー』に部分的ながら転用された。この3作はいずれもアカデミー作曲賞にノミネートされている。
- ^ フランク・ボーマン(Frank Borman)とデヴィッド・ボーマン(David Bowman)では若干スペルが異なる。
- ^ カラヤンの『ツァラトゥストラはかく語りき』セッション録音は3種あり、ベルリン・フィル版はいずれも映画の公開より後である。(1) ウィーン・フィル(英デッカ・レコード、1959年3月(32'45"))、(2) ベルリン・フィル(ドイツ・グラモフォン、1973年1月・3月(34'54"))(3) ベルリン・フィル(ドイツ・グラモフォン、1983年9月(35'57"))
- ^ a b 日本語のライナーノートでは「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」と誤記されている。
- ^ 10月8日から11日までを除く
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)251頁
- ^ a b “2001年宇宙の旅[吹替補完版]”. 2016年10月28日閲覧。
- ^ Baxter, John (1997). Stanley Kubrick: A Biography. New York: Basic Books. p. 200. ISBN 0-7867-0485-3
- ^ 1988年キネマ旬報社刊『キューブリック好き!』より。
- ^ マイケル・ベンソン著『2001 キューブリック クラーク』早川書房 P.73-74
- ^ マイケル・ベンソン著『2001 キューブリック クラーク』早川書房 P.78
- ^ マイケル・ベンソン著『2001 キューブリック クラーク』早川書房 P.80-89
- ^ マイケル・ベンソン著『2001 キューブリック クラーク』早川書房 P.111、115、133-134
- ^ 海洋堂の「ディスカバリー号」プロップ再現モデル、受注受付開始 - GAME Watch
- ^ 2001:キューブリック、クラーク ISBN 9784152098269
- ^ “2001: A Space Odyssey: Special Edition #60 (1968) (Uncut)”. LaserDisc Database. 2015年11月9日閲覧。
- ^ 指揮:ジェリー・ゴールドスミス、演奏:ナショナル・フィルハーモニー・オーケストラ。
- ^ Music for 2001: A Space Odyssey (The Original Score by Alex North) - オールミュージック. 2015年11月9日閲覧。
- ^ シネマトゥデイの記事[1]
- ^ ワーナー ブラザース ジャパンの公式サイト[2]
- ^ ハヤカワ文庫SF旧版(SF243)17章 p. 123より「その背後の長いすらりとしたVの字は、原子炉の余剰熱を消散させる放射翼。(略)最大の推力で加速していたときにはサクランボウ色に輝いていた巨大な放射翼も、今では黒く冷たい」、29章 p. 191より「数千平方フィートの放射翼」
- ^ 『S-Fマガジン』1980年10月号の「スタジオぬえのスターシップ・ライブラリー」、『スタジオぬえメカニックデザインブック』では p.177
- ^ 2001: A Space Odyssey - オールミュージック. 2015年11月9日閲覧。
- ^ “「2001年宇宙の旅」オリジナル・サウンドトラック (東芝EMI): 1999”. 国立国会図書館. 2015年11月9日閲覧。
- ^ “製作50周年記念 『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映 | 国立映画アーカイブ”. www.nfaj.go.jp. 2018年9月3日閲覧。
- ^ “映写技師の奮闘に拍手巻き起こる!「2001年宇宙の旅」70ミリ版上映がスタート”. 映画.com 2018年10月19日閲覧。
- ^ “「2001年宇宙の旅」70ミリ版、全回満席で終了 10月19日からIMAX劇場上映スタート”. 映画.com 2018年10月19日閲覧。
- ^ https://www.nytimes.com/2018/05/11/movies/2001-a-space-odyssey-christopher-nolan-cannes.html
- ^ “「2001年宇宙の旅」がUHD BD化。BDもリマスター。2週間限定でIMAX上映も”. AV Watch 2018年10月19日閲覧。
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