白木駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 02:20 UTC 版)
歴史
- 1929年(昭和4年)7月23日:志摩電気鉄道の鳥羽 - 真珠港(現在は廃止)間の開通に伴い開業する[1]。
- 1944年(昭和19年)2月11日:志摩電気鉄道ほか6社の合併により、三重交通志摩線の駅となる[1][2]。
- 1964年(昭和39年)2月1日:三重交通の鉄道事業の分離譲渡により、三重電気鉄道の駅となる[1]。
- 1965年(昭和40年)4月1日:会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる[1]。
- 1969年(昭和44年)12月10日:路線改良工事のため志摩線が運休(バス代行)となったことに伴い、営業を休止する[1][3]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:路線改良工事が竣工し標準軌化されるとともに、駅を鳥羽方に0.1キロメートル移設し営業を再開する[1][3]。
- 1975年(昭和50年)12月:上下共用の通過線を設置する。
- 1993年(平成5年)9月11日:当駅を含む加茂 - 五知間の複線化工事が竣工し、当駅 - 五知間は新たに開通した青峰トンネルを経由する新線に切り替えられる[4](かつては国道沿いに単線で敷設されていた)。
- 2005年(平成17年)2月21日:終日無人駅となる。
- 2015年(平成27年)8月1日:PiTaPa導入[5]。
駅構造
相対式ホーム2面2線の間に通過線2本が設けられた地上駅で、志摩線の途中駅では唯一の待避可能駅となっており、ホームの有効長は2両分であるが、待避線を含めて構内の有効長は長くとられている。
駅舎(駅入口)は4番ホーム(西)側の賢島寄りにあり、反対側の1番ホームとは跨線橋で連絡している。単線時代は島式ホーム1面2線+特急用の通過線の合計1面3線のレイアウトであり、4番ホーム裏手にある電化された留置線は、かつて単線だった時代の鳥羽方面行き本線跡であり、非常用として存置されている。また、賢島寄りに旧線を利用した保線基地がある。
鳥羽駅管理の無人駅。ワンマン運転の普通列車ではドアカットによる降車時集札が実施され、乗車位置も1ヵ所に限定されていたが、交通系ICカードの導入により現在はすべてのドアが開く。 自動券売機未設置のため、ホームに乗車駅証明書発行機が設置されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | M 志摩線 | 下り | 賢島方面 |
4 | 上り | 伊勢中川・白塚方面 |
- 付記事項
- 2・3番線は、1番線と4番線の間の通過線であり、ホームはない。これらの通過線が主本線となっており、特急列車が通過していく。
- 停車列車が入線する1番線と4番線は副本線である。
当駅乗降人員
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[6]。
- 2022年11月8日:31人
- 2021年11月9日:31人
- 2018年11月13日:43人
- 2015年11月10日:34人
- 2012年11月13日:28人
- 2010年11月9日:44人
- 2008年11月18日:39人
- 2005年11月8日:38人
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、354-356頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、32頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、436頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ “新たに志摩線10駅および西信貴ケーブル高安山駅でICカードサービスを導入!近鉄の鉄道全駅(生駒ケーブルを除く)でPiTaPa、ICOCAなどICカードをご利用いただけるようになります。”. KINTETSU NEWS RELEASE. 近畿日本鉄道秘書広報部 (2015年6月3日). 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月13日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員 志摩線 - 近畿日本鉄道
- ^ 三重県統計書 - 三重県
固有名詞の分類
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