機動戦士ガンダムUC イベント上映作品

機動戦士ガンダムUC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 08:24 UTC 版)

イベント上映作品

機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two

「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」で2013年8月3日から上映された、3DCGによる映像作品。同時に同施設で限定販売されたプラモデル『HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(デストロイモード)(Ver.GFT)』には、福井による準備稿および決定稿の脚本を収載した小冊子が付属した。

宇宙世紀0095年12月3日、連邦軍とアナハイム社によるユニコーンガンダム同志の比較評価試験がおこなわれる。連邦軍側は「UC計画」にビスト財団が関わることを良しとしない地球連邦軍参謀の指示で独自に組み上げた3号機フェネクスを、アナハイム社はビスト財団のマーサ・ビスト・カーバインが作り上げた2号機バンシィを出撃させ、「リバウ」を筆頭とした「袖付き」のMS隊を相手に実戦テストを開始。撃墜スコアは同点となり、残るリバウに苦戦するフェネクスに、参謀はリミッターの解除を指示。デストロイモードに変身したフェネクスはバンシィへの危険も構わずリバウを攻撃、さらに母艦のアイリッシュ級戦艦のブリッジを破壊して飛び去る。

追補小説「不死鳥狩り」は本作を踏襲し、このときのフェネクスのパイロットがリタ・ベルナル、母艦の名称が「エシャロット」、連邦軍参謀はラーソン中将であることが語られた。「不死鳥狩り」をベースにした劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』で記録映像として一部がアニメ化され、同コミカライズ版ではリバウが登場しないなど一部設定を変更して全容が漫画化された。

本作品を象徴するMSであるユニコーンガンダム3号機の通称となる「フェネクス」とは「ソロモン72柱の悪魔」の一角を担う悪魔の名称で、同作品のサブタイトルの由来にもなっている[要出典]

スタッフ
  • 原作 - 矢立肇、富野由悠季
  • 監督 - 河田成人
  • 脚本 - 福井晴敏

機動戦士ガンダムUC ネオ・ジオング、お台場に現る!

2014年8月2日からDOME-Gで上映された、3DCGによる映像作品第2弾。上映時間約5分。

お台場の上空に突如開いた空間ゲートから、シャンブロネオ・ジオングが出現して戦いを始めてしまう。それを止めようとユニコーンガンダムとバンシィ・ノルンも現れ、戦いは熾烈を極める。

スタッフ
  • 監督 - 河田成人
  • ストーリーボード - 古橋一浩
  • メカデザイナー - カトキハジメ
  • CGディレクター - 藤江智洋
  • 企画・制作 - サンライズ

機動戦士ガンダムUC A Phantom World

2016年3月26日からダイバーシティ東京プラザの建物壁面に大型映像を投影する「WALL-G」で上映された。上映時間約3分。

成層圏から強襲してきたシナンジュ・スタインに対しネェル・アーガマからユニコーンガンダムが発進して応戦。そこへバンシィ・ノルンとフェネクスが援軍に駆けつけ、「UC計画」により誕生したMSが一堂に会しての戦闘が始まり、さらにはネオ・ジオングまでもが登場し3機のユニコーンと対峙する。

機動戦士ガンダムUC VR 激突・ダイバ上空

2017年9月24日より「VR ZONE SHINJUKU」にて上映されたVR ZONEアクティビティ第2弾。

お台場の実物大ユニコーンガンダムの手に乗った状態で、シナンジュとの空中戦に巻き込まれる視覚体感型アクティビティ。

機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ

2018年9月30日よりWALL-Gで上映された。上映時間約4分。

ネェル・アーガマから発進したバナージのユニコーンガンダム ペルフェクティビリティとネオ・ジオングが宇宙で戦いを繰り広げる。

GUNDAM:BEYOND

2020年3月20日よりWALL-Gで上映。ガンダム40周年のコンセプト「BEYOND」をテーマに、ネオジオングとの戦闘中に、バナージ・リンクスが、Ζ、W、鉄血、00、Gレコ、ORIGIN、∀、と作品の枠を超えて様々な世界を旅する。

タイトルは似てるが『Message from GUNDAM “BEYOND”』とは別映像。

GUNDAM SCRAMBLE in FUKUOKA

2021年4月24日よりキャナルシティ博多・サンプラザステージで上映。オリジナルカラーの真紅のユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ(最終決戦仕様)や青いネオ・ジオングが登場する。来場者参加型でスマートフォンで参加し勝敗が決定する。[184]


  1. ^ a b c d テレビシリーズ版のオフィシャル表記は全角カタカナ表記の「ユニコーン」になっている(EPGでも同様の表記)。
  2. ^ Vol.3からVol.5は『月刊ニュータイプ』の増刊号として発売。
  3. ^ 角川文庫版の方が設定されている発売日の関係上、1週間ほど早く店頭に並んだ。
  4. ^ カバー表紙面および背表紙、扉の書名の下には、小さい文字で『機動戦士ガンダムUC ○○』と明記されている(○○には巻数が入る)。また、カバー表紙面でもデザイン処理によって目立たない形ではあるが『MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN』の文字が入り、『機動戦士ガンダムUC-○○』(○○は巻数表記)の文字も帯に隠れる形で配されている。
  5. ^ 「獅子の帰還」に関連する日付は、ドラマCDのチャプター・タイトルによる[21]
  6. ^ 脚本では「バナージらしきパイロットスーツの人影」と表現されるが、単に「バナージ」と表記している箇所もあり、リディもバナージであると認識している。
  7. ^ 小説版ではバンクロフトの生死は言及がないものの、該当場面の爆発は核爆発と表現されており[23]マリーダが「よりにもよって」と不運を嘆くが、それでも反応炉炉心保護のためのIフィールドによって、放射線が漏れることだけは防がれたという描写となっている[23]。アニメ版では爆光が他と描き分けられているのみで、特に言及はない。
  8. ^ 原作小説では、物語序盤でビスト財団の館に飾られた「まっすぐな瞳」を向ける羊飼いを描いた油絵を見たオードリー(ミネバ)が、バナージと少し面影が似ているという印象を受ける描写があり[35]、油絵に描かれた羊飼いがサイアム自身であるとは明言されないものの、サイアムは過去に羊飼いであったと言及されている[32]。また物語の終盤、サイアムから見せられた映像に登場するラプラス事件当時の彼に対し、バナージがその横顔を「自分とよく似た」と形容する場面がある[36]。アニメ版でもサイアムの過去(ラプラス事件前後)の姿はバナージと似た容姿で描かれている。
  9. ^ 名前は不明。カーディアスとマーサの実父であり、アルベルトとバナージの祖父。サイアムの跡目候補筆頭であり、生真面目な男であったとされる。連邦政府の議員や官僚に焚き付けられ、クーデターまがいの財団の乗っ取りを計画していた。
  10. ^ 名前については、小説版4巻でのマーサとアルベルトとの会話中にのみ登場。
  11. ^ 小説版9巻において、マーサの思考の中に肩書きと名前のみ登場。父方か母方かは語られない。
  12. ^ フル・フロンタルの声がシャア・アズナブルと酷似しているという原作小説での設定から、アニメ版ではシャアの担当声優である池田秀一がフロンタル役に起用された。
  13. ^ アニメではストーリーを担当した福井は、フロンタルに宿っていた残留思念についてシャアの「納得できずにそのまま滞留した“怨念”のような一部分」で、シャアそのものではなく、アニメ版でのフロンタルの最期にシャア本人の魂が現れたのは「“落とし物”を回収しに来た」と述べている。
  14. ^ 実際にタイムトラベルした訳ではなく、“宇宙の記憶”を精神的イメージとしてフラッシュして垣間見たとの事。
  15. ^ シャアがジンネマンを選んだ理由と、当時ジンネマンがシャアの周辺にいた理由は描写されていない。
  16. ^ 『機動戦士ガンダムUC パーフェクトガイド』97頁より。小説版では「ヤス」とのみ記載。名前の由来は漫画家の徳光康之から。
  17. ^ どちらも『ガンダムユニコーンエース Vol.3』に掲載された。
  18. ^ 『ガンダムユニコーンエース Vol.3』までは『E.F.S.F. 星月の欠片』表記。
  19. ^ オアシスのブリッジでは中央情報局やエコーズも絡んだきな臭さも感じる状況に、ネェル・アーガマ行く末を憂慮する会話がされていた。
  20. ^ スタッフロールでは役名は表記されずノンクレジット扱い。だが、テレビシリーズ『RE:0096』本放送の際の字幕放送では、台詞に三者の役名が表記されており、また各所インタビューの際にも演者三人や制作者らが、上記三人のキャラクター名を挙げている。
  21. ^ 同年6月7日付の週間ランキングで、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』が35.7万枚で、アニメ・BD総合の最高記録を更新。
  22. ^ 同一アニメ作品のダブル1位獲得は『コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01』(2008/9/1付)、『サマーウォーズ』(2010/3/15付)に続く3作目。
  23. ^ 上映期間中の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、それに伴う計画停電により、一部劇場では3月10日までの上映となった。
  24. ^ 配信、劇場での公開日。
  25. ^ Blu-ray / DVDの発売日。
  26. ^ メ〜テレは3週連続放送ではなかったため、「地上波初!『機動戦士ガンダムUC』完結記念スペシャル」と題して放送した。
  27. ^ DVDではドルビーデジタルの5.1チャンネルサラウンドである。
  28. ^ 第1話で例を挙げると、ユニコーン初搭乗時のバナージの掌の作画の修正、工専講義中のカメラの回転方向が左回転から右回転へ変更、などがある。
  29. ^ ANNフルネット局が存在しない山梨県富山県福井県鳥取県島根県徳島県高知県佐賀県宮崎県を除く。
  30. ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用ビーム・ガトリングガン2丁セット」が付属する。
  31. ^ プラモデル「MGシナンジュ専用バズーカ」が付属する。
  32. ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用シールド増加ユニット【アームド・アーマーDE】」が付属する。
  33. ^ プラモデル「MG フルアーマー・ユニコーンガンダム専用シールド増加ユニット【アームド・アーマーDE(発動仕様)】」が付属する。
  34. ^ プラモデル「HGUC ガンダムユニコーン2号機バンシィ・ノルン(デストロイ・モード)専用【ハイパー・ビーム・ジャベリン】」が付属する。






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