曾我時致 文化において

曾我時致

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 10:08 UTC 版)

文化において

演劇

曾我時致は、歌舞伎組踊の曽我兄弟の仇討ちを主題とする『曽我もの』に登場する。

  • 歌舞伎狂言『曽我狂言』は、曾我兄弟の仇討ちを主題とする[13]
  • 歌舞伎狂言『曽我綉侠御所染』は、曾我兄弟と主人公の御所五郎蔵を主題とする[14]

浮世絵

曾我時致は浮世絵の画題の一つである。以下は、曾我時致が描かれた浮世絵である。

映画

  • 曾我兄弟狩場の曙』(1908年、演:中村雛助)
  • 『曾我十番斬』(1916年、演:尾上英二郎)
  • 『永禄曾我譚』(1917年、小林、演:市川蝠十郎)
  • 『小袖曽我』(1920年、演:嵐笑三)
  • 『夜討曽我』(1923年、帝キネ、演:実川延松
  • 『曽我』(1927年、演:明石緑郎
  • 『日活行進曲 曽我兄弟』(1929年、演:沢田清
  • 『夜討曽我』(1929年、マキノ、演:河津清三郎
  • 『仇討日本晴 孝の巻 曾我兄弟』(1931年、帝キネ、演:河津清三郎)
  • 『富士の曙 少年曾我』(1940年、演:宮川敏子)
  • 曽我兄弟 富士の夜襲』(1956年、東映、監督:佐々木康、演:中村錦之助

テレビドラマ

小説

  • 高橋直樹『天皇の刺客』(文庫題:『曾我兄弟の密命―天皇の刺客』)文藝春秋

漫画

歌謡曲


  1. ^ 吾妻鏡』建久元年九月七日条には筥王(時致)が兄・祐成に連れられて時政の所に赴き、時政の御前において元服した旨の記載が見られ、その場所として時政の邸宅が利用されていたという(『真名本曾我物語』巻第五(所収:『真名本曾我物語1』(参考文献掲載)P.253)に「北条殿の御宿所」において元服した旨の記載が見られる)。これは、兄・祐成が以前より時政に参勤しており、祐成が仲介役となって主人と仰ぐ時政に自身の弟の烏帽子親となるよう依頼したことにより実現したものであるとする見解も出されている。以上の記述は山野龍太郎論文(山本、2012年、P.166・169・175、参考文献参照)による。
  2. ^ a b 『曽我物語 岩波古典文学大系88』岩波書店、1966年、p 362~363頁。 
  3. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.117–118。ISBN 978-4-6420-2921-6
  4. ^ 『世界大百科事典 第2版』平凡社、1998年、曾我氏頁。 
  5. ^ 三浦周行「曾我兄弟と北条時政」『歴史と人物』、1915
  6. ^ 石井進、「曾我物語の世界」『中世武士団』、講談社
  7. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.11-12。ISBN 978-4-6420-2921-6
  8. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.120。ISBN 978-4-6420-2921-6
  9. ^ 『吾妻鏡』建久元年(1190年)9月7日条
  10. ^ 坂井孝一『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年。pp.140-160。ISBN 978-4-6420-2921-6
  11. ^ 元木泰雄『源頼朝』中公新書、2019年。pp.256
  12. ^ 保立道久「院政期東国と流人・源頼朝の位置」『中世の国土高権と天皇・武家』校倉書房、2015年 ISBN 978-4-7517-4640-0
  13. ^ 松村明『大辞泉』小学館、1995年、曽我狂言頁。 
  14. ^ 『日本大百科全書』小学館、1998年、曽我綉侠御所染頁。ISBN 4-09-906721-1OCLC 1150226150 


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