映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 06:41 UTC 版)
登場人物
本編からの登場人物
- 相田 マナ(あいだ マナ) / キュアハート/キュアハート・エンゲージモード
- 声 - 生天目仁美
- 本作では、幼なじみである六花とありすがいない過去の世界に閉じ込められ、元の世界に戻ることをためらってしまう。
- プリキュアシリーズとしては、はじめて流血する描写をされている。
- プロローグのミラクルライト解説場面では、まず冒頭で挨拶をし、最後は「ライトのないお友だちは、こころの中で応援するように」と述べた。
- 菱川 六花(ひしかわ りっか) / キュアダイヤモンド
- 声 - 寿美菜子
- 本作では、過去のありすと会ったことと、パートナーのラケルがぶつかったことで記憶を取り戻す。
- プロローグでは、「ミラクルブーケライト」を紹介した。
- 四葉 ありす(よつば ありす) / キュアロゼッタ
- 声 - 渕上舞
- 本作では、過去の六花と会ったことと、パートナーのランスがぶつかったことで記憶を取り戻す。
- プロローグでは、「みんながライトで応援すると奇跡が起こる」と述べた。
- 剣崎 真琴(けんざき まこと) / キュアソード
- 声 - 宮本佳那子
- 本作では、トランプ王国が滅ぶ前の世界に居座りたいと迷うが、ダビィの説得によって戦うことを決意した。
- プロローグでは、観客に「プリキュアがピンチになったらライトをつけて応援しよう」と述べた。
- 円 亜久里(まどか あぐり) / キュアエース
- 声 - 釘宮理恵
- 本作では、キュアソードの過去の世界に登場する。マナたちとは違って後半から登場するため、出番は少なくマネキンカーマインと戦うキュアソードに加勢し、形勢逆転するも相打ちを狙った敵の攻撃でソードとともに戦闘不能となってしまう。
- 監督の伊藤によると、出番が少ないのは本作制作時には亜久里(エース)の詳細な設定が固まっていなかったためとされる。また、当初伊藤は「エースの変身制限時間が5分間」の設定を知らず、テレビシリーズを観てから慌ててその描写を加えたという[10]。
- プロローグでは、「ライトを直接見たり、友だちのライトを引っ張ったり、ライトを振り回すことは危険」と忠告した。
- シャルル
- 声 - 西原久美子
- 本作では、マナの過去の世界へ飛び込み、マナを助けようとするが、別れを惜しむマナに何も言えなくなってしまう。
- ラケル
- 声 - 寺崎裕香
- 本作では、六花とありすの過去の世界へ飛び込む。
- ランス
- 声 - 大橋彩香
- 本作では、六花とありすの過去の世界へ飛び込む。
- ダビィ / DB
- 声 - 内山夕実
- 本作では、本編には見せられなかったアクションを披露した。
- アイちゃん
- 声 - 今井由香
- 本作では、キュアエースとともにキュアソードの過去の世界に登場した。
- 相田 健太郎(あいだ けんたろう)
- 声 - 金光宣明
- 相田 あゆみ(あいだ あゆみ)
- 声 - 上田晴美
- 坂東 宗吉(ばんどう そうきち)
- 声 - 石住昭彦
- 菱川 悠蔵(ひしかわ ゆうぞう)
- 声 - 前田剛
- 菱川 亮子(ひしかわ りょうこ)
- 声 - 湯屋敦子
- セバスチャン
- 声 - 及川いぞう
- マナたちを救出しようと駆けつけるが、マシューの攻撃に吹き飛ばされる。
- 四葉 星児(よつば せいじ)
- 声 - 中村秀利
- 二階堂(にかいどう)
- 声 - 佐藤拓也
- マナの思い出の世界にも登場。
- 百田(ももた)
- 声 - 桜井翼
- マナの思い出の世界にも登場。
- 八嶋(やしま)
- 声 - 一木千洋
- マリー・アンジュ
- 声 - 今井由香[11](ノンクレジット)
- ジコチュー
- 全てオープニングでのマナの夢の世界に登場。いずれも声は無し。
本作のオリジナルキャラクター
- ベベル
- 声 - 杉山佳寿子
- マナたちを助けようとするシャルルたちの前に現れた謎の妖精。長い耳が特徴で、紫色の頭巾をかぶっている。
- マシューとは古き知人であり、互いに対等な口調で接している。そのため、マシューに悪事をやめるよう説得している。
- その正体はいすずがマシュマロの魂を引き戻すために妖精となった姿。最後は消滅したマシュマロの「プシュケー」とともにマナたちに別れを告げて彼女たちとの再会を願いながら天へと消えていった。
- のちの『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』以降のクロスオーバー映画では、台詞無しのモブキャラクターとして登場している。
- 坂東 いすず(ばんどう いすず)
- 声 - 杉山佳寿子
- マナの母方の祖母として、宗吉の妻。現在は故人。普段から着物を着ていた。
- 世話焼きな性格であり、マナからは非常に親しまれていた。口癖は「モチのロンさ」。
- マナが生まれた際に、「愛」(マナ)と命名しており、宗吉からは「おまえのような世話焼きな子になる」と言われていた。
- 「オモイデの世界」にてマナと再会するが、マナの本来いるべき時代に帰るよう託している。
- 上記の通り、実はベベルとは同一の存在である事がエピローグで判明する。
本作の敵
- クラリネット
- 声 - 池田勝
- マシューを唆した黒幕。その名のとおり、黒色のクラリネットの姿をしている。一人称は「わたし」。
- 人々が物などを粗末にしたり、忘れたりするかぎり不死身の存在。ふだんは、マシューの道具として正体を隠している。
- 過去や未来に移動する能力をもち、プリキュアの「プリキュア・ラブリーストレートフラッシュ」をも効かない強敵でもある。また、自身の音色で物体を動かすことができる。
- 物語終盤にて、マシューがプリキュアたちと和解したことに憤慨しながら姿をあらわし、未来の世界の輝きを消すという行動に移行し、改造した浮遊船を使用して未来の世界を襲撃しようとする。
- 結果として、未来の世界に来たプリキュアたちと交戦になり、その過程でマシュマロを始末するが、その行いに逆鱗したキュアハートが「エンゲージモード」へとパワーアップを果たし、彼女の技をうけたことで完全消滅した。
- モチーフは、童謡の『クラリネットをこわしちゃった』に登場するクラリネットであり、ドとレとミの音がでないために捨てられた経緯をもつ[12]。
- また、マナが唯一「許さない」と判断する敵となった。
- マシュー
- 声 - 谷原章介
- 本作の事件の首謀者である銀髪の男性で、「オモイデの国の王」を自称している。一人称は「オレ」[注 3]。
- 白を基調とした服装を着用し、目元には目隠し型の仮面をつけているほか、紫色のマントを着用することもある。
- その正体は、マナが幼いころに飼っていたイヌの「マシュマロ」であり、死んだ自身を置き去りにする未来を悲観し憎み、楽しかった過去に固執している。
- 自分をやさしく接してくれたマナに執着し、彼女をオモイデの世界に閉じ込めて、自分といっしょに永遠に留ませようと考えている。
- 強力な戦闘能力をもち、プリキュアの「プリキュア・ラブリーフォースアロー」すら通用しない。また、プリキュアの変身をとく能力をもつ。
- 物語序盤では人間界の閉鎖された映画館を拠点とし、マネキンカーマイン、シルバークロック、パープルバギーを生み出して町を次々と制圧し、人々をオモイデの世界に閉じ込める。
- マナもオモイデの世界に招待するが、マナが自身のことを忘れていると誤解した結果、プリキュアたちに敵対心をあらわにしてオモイデの世界に閉じ込める。
- 物語中盤では、プリキュアたちがオモイデの世界から脱出したことで怒りが頂点になってマナにかみつくが、マナの思い遣りが健在であることを確認したため改心し、プリキュアたちと和解する。
- 物語終盤ではマナたちに協力するが、彼女たちをクラリネットの攻撃からかばって負傷し、最期はプリキュアたちに力を託し、マナに別れのことばを残して消滅する。消滅したあとに残った「プシュケー」はベベル(五十鈴)に拾われた。
- 戦闘形態
- 巨大な白色のイヌのような姿になり、一部分が頑丈な石で構成されている。目は赤色に変化する。
- 素早いスピードをもつほか、「イレブンファング」という技をもつ。また、キバで相手を噛みつくこともある。
- マシュマロ
- 相田家でかつて飼っていたイヌ。マシューの正体でもある。略称は「マロ」。
- 子イヌのころ、捨てられていたところをマナに拾われる。マシュマロのように白く、ふわふわしていることから命名された。
- マナの足音が判別できるほどに懐いている。
- マナが祖母の見舞いにいった際、マナを追いかけたときに車にはねられて命を落した。
- アーケードゲーム『データカードダス プリキュアオールスターズ』では、同ゲームのカード内でマナと一緒に登場している[注 4]。
マシューの配下
元々は人間にゴミとして捨てられた物であったが、マシューが吹くクラリネットの音色を注ぎ込まれたことで生みだされた怪人たちで、完全に消滅しないかぎり半永久的に復活できる不死身の存在でもある。
- マネキンカーマイン
- 声 - 浅野まゆみ
- マシューに仕えている配下で、女性型のマネキンから生まれた女性怪人。一人称は「わたし」。
- スレンダーな体格をした赤髪のマネキンの姿をしており、赤を基調とした服装を着用しているほか、身体には赤色のリングを身につけている。
- 性格は邪悪そのものであり、マシューの配下の中では最も任務を忠実に遂行している。
- 戦闘を行う際には格闘技を用いており、身体にあるリングを投げつける「マネキンカッター」というキュアソードの「プリキュア・スパークルソード」をも相殺できる技をもつほか、無数の分身能力を有している。
- トランプ王国のオモイデの世界にて、キュアソードと互角の激闘をくり広げ、結果的には最終形態に変貌したことで義戦するが、キュアエースの参戦によって形勢逆転になり、彼女たちの必殺技である「プリキュア・エースショット」と「プリキュア・アルティマソード」をうけて敗北するも、最期は自爆を強行したことでキュアソードとキュアエースを戦闘不能に追い込んだ。
- シルバークロック
- 声 - 稲葉実
- マシューに仕えている配下で、古びた時計から生まれた男性怪人。一人称は「わし」。
- 顔と胴体が時計で構成されており、頭部には道化師のような帽子をかぶり、バネのような両手と両手足には黄色の履物をつけている。
- 老人口調が特徴の紳士であり、敵に対しても敬語を忘れないほか、高齢のためマシューの命令を受けるたびに疲労する姿をみせている。
- 戦闘を行う際には短い針で攻撃する手段を用いるほか、伸びる手足を駆使して相手を俊敏に打撃することもできる。
- パープルバギー
- 声 - 江川央生
- マシューに仕えている配下で、壊れかけのバイクから生まれた男性怪人。一人称は「オレ」。
- 頭部には紫色のヘルメットをかぶり、背中には青色の布をはおい、両手と両足には計3つのタイヤをつけている。物語中盤ではタイヤをスパイクタイヤに改良している。
- 粗暴かつ陽気な性格であり、プリキュアの力をみくびるほか、マシューの命令に対してもめんどうくさがる姿をみせている。
- 戦闘を行う際にはスピードを駆使した戦法を用いており、自分のタイヤから針を投げつけたり、タイヤごと投げつけることもできる。
- 最終形態
- 声 - 稲葉実(シルバークロック)、江川央生(パープルバギー)
- シルバークロックとパープルバギーが合体して得た姿。それぞれの人格を有している。
- 顔と胴体はシルバークロック、両手と両手足はパープルバギーの身体で構成されており、手は4本に生えている。
- キュアダイヤモンドとキュアロゼッタを圧倒するほどの戦闘能力をほこり、手からは「プリキュア・ロゼッタウォール」をも打ち砕くほどの強力な光線を放つこともできる。
- 六花とありすのオモイデの世界にて、キュアダイヤモンドとキュアロゼッタと激闘をくり広げた末、彼女たちの必殺技である「プリキュア・ダイヤモンドブリザード」および「プリキュア・ロゼッタリフクション」をうけて倒されたが、結果として彼女たちを戦闘不能にまで追いつめた。
注釈
- ^ 杉山が二役で演じているが、本作品のエピローグでベベルといすずが同一人物である事が明かされている。
- ^ それまでは『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪』のハミィとフェアリートーン8名の、計9名が最多であり、「担当キャラクター10名」は最多記録。またハミィ役は三石琴乃、フェアリートーン役は全て工藤真由と、声優は2名だったのに対し、本作の担当キャラクター10名は全て声優が異なるため、「担当声優10名」も最多記録。
- ^ プリキュアと和解後の一人称は「ボク」。
- ^ このほか、『ハートキャッチプリキュア!』のコッペ(人間の姿)・コロン・ダークプリキュア、テレビシリーズのレジーナ、『ハピネスチャージプリキュア!』の増子美代といった歴代サブキャラクターもそれぞれの各カード内で登場している。
- ^ 従来の「ハート」モチーフの「ミラクルライト」は、『オールスターズDX』の「レインボーミラクルライト」、『映画 フレッシュプリキュア!』の「ミラクルハートライト」、そして前作『オールスターズNewStage2』の「ミラクルダブルハートライト」の計3つ。
出典
- ^ a b 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社、2014年、201頁。
- ^ “映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス”. 東映. 2013年11月9日閲覧。
- ^ “谷原章介 : 大ファン「プリキュア」にゲスト出演 「いつもライト振っていました!」”. MANTANWEB (毎日新聞社). (2013年8月17日) 2013年11月9日閲覧。
- ^ 公式ウェブサイト内予告編、劇場配布チラシより。
- ^ プリキュア「ニューステージ」3月最終章,日刊スポーツ,2013年10月26日
- ^ プリキュア史上初!シリーズ最新作が第26回東京国際映画祭の特別招待作品に,映画.com,2013年9月10日
- ^ 「まどマギ」とプリキュアが興収1、2位,日刊スポーツ,2013年10月28日
- ^ プリキュア : 劇場版最新作が“秋のプリキュア映画”過去最高のスタート,毎日新聞,2013年10月28日
- ^ 『プリキュア』と『まどマギ』が同日公開。出口調査の反応は?,ぴあ映画生活,2013年10月28日
- ^ キュアエースの思い切り、クラリネットの存在感「映画ドキドキ!プリキュア」伊藤監督に聞く2エキサイトニュース(2013年11月1日)2019年7月21日
- ^ 『アニメージュ』2014年2月号、徳間書店、2014年1月13日。
- ^ https://www.excite.co.jp/news/article/E1383289887829/?p=2
- ^ 劇場版15作目!日本初の専門紙「プリキュア新聞 2013年秋号」 22日から順次、発売!!(※一部地域除く)公式サイト、2013年10月21日、2013年10月26日観覧
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