履正社中学校・高等学校 交通アクセス

履正社中学校・高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 02:42 UTC 版)

交通アクセス

  • 最寄駅は阪急宝塚本線曽根駅または北大阪急行電鉄南北線緑地公園駅である。曽根駅からでは徒歩で国道176号線を越えて東へ20分弱ほど、緑地公園駅から徒歩20分弱ほどであるが、西へ向かって服部緑地内を通過し天竺川を渡ったところであるが、校門は反対側にあるため大回りをしなくてはならない。
  • 下校時の緑地公園駅まで、女子生徒にのみスクールバスがある。緑地公園駅行きの下校時だけスクールバスがある理由は、服部緑地内は夜間に痴漢等の不審者が出る可能性があるためであり、かつ曽根駅前ロータリーには大型車は路線バス以外は入れないからである。バスは3台あるが、下校時に普段使われるのはそのうち一つである。他のバスは運動系クラブ員の学校から茨木グラウンドへの輸送などに使われる。
  • 2021年4月1日から阪急バスが緑地公園駅 - 阪急曽根駅 - イオンモール伊丹JR伊丹)を結ぶ路線(豊中東西線95系統)を開設した際に、履正社高校の停留所が設置されたため、一般路線バスでの通学も可能となった[15](ただし伊丹発着便は少ない)。
  • 学校の許可が必要だが、自転車で通学することもできる。
  • 自動車での送り迎えは原則禁止である。また校内に専用の駐車場はない。学校のスクールバスの駐車場は学校前の郵便局横に2006年(平成18年)に設置された。

歴代校長

  • 初代:釜谷善蔵(1922年4月 - 1925年4月)
  • 2代:西岡純平(1925年5月 - 1927年2月)
  • 3代:釜谷善蔵(1927年3月 - 1940年4月)
  • 4代:梅村武次郎(1941年4月 - 1949年3月)
  • 5代:釜谷善蔵(1949年4月 - 1966年1月)
  • 6代:釜谷行蔵(1966年2月 - 1973年3月)
  • 7代:橘孝(1973年4月 - 1974年7月)
  • 8代:江川登(1974年8月 - 1983年3月)
  • 9代:井内嘉美(1983年4月 - 1993年8月)
  • 10代:釜谷行蔵(1993年9月 - 1994年3月)
  • 11代:岸仲徹(1994年4月 - 1997年3月)
  • 12代:前田恭幸(1997年4月 - 2005年3月)
  • 13代:村瀬典弘(2005年4月 - 2008年3月)
  • 14代:小森重喜(2008年4月 - 2020年3月)[2]
  • 15代:松本透 ((高校)2020年4月 - 現任)[16]森田靖志((中学)2020年4月 - 現任)[17]

歴史

鮮満旅行

昭和初期には大阪の学校では珍しく、修学旅行満州国へ行っていた。ルートとしては大阪から下関まで急行で行き、そこから船で釜山へ渡り、そこから朝鮮にて朝鮮神宮朝鮮総督府南大門などの観光をして満州へ入り、同国の観光をするといった経路であった。これを当時は朝鮮・満州の名前から取って、鮮満旅行と呼んでいた。後に大東亜戦争太平洋戦争)が進むにつれ、反日運動が激化したために打ち切られることになったが、1925年(大正14年)から1936年(昭和11年)まで11回実施され、771名の生徒が参加した。

戦時下での廃校

1944年(昭和19年)、戦時下の影響により大阪府福島商業学校は廃校することとなった。戦局が悪化に伴い当局では工業教育が重視され、商業学校は工業学校に転換せよと政府から命令があったにもかかわらず、創立者の釜谷理事長が強固に反対したためである。これは釜谷理事長は戦時下でも商業は必要であると考えていたからである。

ブルートレインの車両

かつて、学校内で合宿を行うことがあり、その宿舎として、敷地内にはブルートレイン国鉄20系客車の3段寝台車)の車両が置かれていた[18]。現在は解体されて無くなっている。

ブルトレの名前は「正夢号」で、1987年(昭和62年)、国鉄(現・JR)より、大阪長野間を走っていた急行「ちくま」号の最後尾車両を学校が1600万円で購入したものであった。車掌室に畳を敷き、教師の宿泊室に、さらに冷暖房、水洗トイレ、外に3台シャワー室を取り付けて使用した。中は3段ベッドで定員は48人、ちょうど1クラス分であった。1987年に、NHKや全国版の新聞でこの合宿が報道されている。


注釈

  1. ^ その後、太平洋戦争の戦況悪化に伴い1944年昭和19年)に閉校。#歴史を参照

出典

  1. ^ a b 履正社学園豊中中学校 パンフレット”. 学校法人 履正社. 2020年5月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 履正社高等学校 パンフレット”. 学校法人 履正社. 2020年5月21日閲覧。
  3. ^ 教育理念 | 履正社中学校・高等学校”. www.riseisha.ed.jp. 2021年2月20日閲覧。
  4. ^ 選手権大会出場校一覧(第75回~第80回大会)”. 日本高等学校野球連盟. 2016年3月24日閲覧。
  5. ^ a b 選抜大会出場校一覧(第76回~第80回大会)”. 日本高等学校野球連盟. 2016年3月24日閲覧。
  6. ^ 選手権大会出場校一覧(第91回~第95回大会)”. 日本高等学校野球連盟. 2016年3月24日閲覧。
  7. ^ 試合日程 - 第92回夏甲子園 - 高校野球 - SANSPO.COM”. SANSPO.COM (サンケイスポーツ/産業経済新聞社). 2017年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月24日閲覧。
  8. ^ a b c d 選抜大会出場校一覧 (第81回~第85回大会)”. 日本高等学校野球連盟. 2016年3月24日閲覧。
  9. ^ 選抜大会出場校一覧(第86回~第87回大会)”. 日本高等学校野球連盟. 2016年3月24日閲覧。
  10. ^ a b 第89回選抜高等学校野球大会準優勝|履正社高等学校”. 履正社高等学校. 2018年7月31日閲覧。
  11. ^ 施設”. 履正社高等学校. 2019年12月23日閲覧。
  12. ^ 【試合結果】履正社、夏の甲子園初優勝! 星稜エース奥川を攻略”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年8月22日). 2019年8月22日閲覧。
  13. ^ 履正社、星稜破って初優勝 大阪勢が2大会連続V飾る:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年8月22日閲覧。
  14. ^ 「うそだろ」「豪華すぎ」履正社高校の新校舎がスゴイ”. リセマム. 2019年12月23日閲覧。
  15. ^ 2021年3月15日 【4月1日(木)より】豊中東西線の新設および豊中病院線・クリーンランド線の廃止について” (PDF). 阪急バス (2021年3月15日). 2021年3月19日閲覧。
  16. ^ 新校長よりごあいさつ”. 学校法人 履正社. 2020年5月21日閲覧。
  17. ^ ニュース | 履正社学園豊中中学校”. riseisha.ed.jp. 2021年3月11日閲覧。
  18. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第5号、鉄道ジャーナル社、1987年4月、124頁。 
  19. ^ “ヤクルト・山田、宮本ら履正社OBがセンバツ出場の母校にプレゼント 多田監督、感謝「自分たちも日本一を目指して」”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2023年3月23日). https://www.daily.co.jp/baseball/2023/03/23/0016171496.shtml 2023年3月23日閲覧。 





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