ヘッドフォン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 10:13 UTC 版)
ファッションとしてのヘッドフォン
耳覆い型のヘッドフォンにおいては、単に音楽を聴くための道具としてだけではなくファッションアイテムとして使用されることもある。特に、ファッションアイテムの一つとして積極的に活用している女子、すなわちヘッドホン女子との俗称も登場している。
その理由としては、普通にヘッドフォンを装着しているだけで簡単にオシャレ度をアピール出来ることにある。首からかけてスタイルを強調したり、大きなヘッドフォンを使い、相対的に小顔に見せるという手法もある。 各メーカーにおいても、流行に合わせたデザイン性の高いスタイリッシュなモデルやカラフルなカラーリングのモデルが次々とリリースされている[31]。
主要メーカー・ブランド
現在
- RHA
- ミースオーディオテクノロジ:完全ワイヤレスイヤホンに特化したメーカー。中国・深圳に自社工場を持っている。
- アシダ音響:ST-31型を製造していた。
- Astell&Kern:基本的に他社との協業による。
- Apple:2014年にビーツ・エレクトロニクスを買収、"Beats by Dr. Dre"ブランドで製造・販売している。
- アトミックフロイド
- AfterShokz:日本ではフォーカルポイントが販売代理店となっている。
- アルティメット・イヤーズ:日本ではロジクールが販売代理店となっている。
- AROMA
- AKG
- Earsonics
- ウェストン
- ウルトラゾーン
- エティモティック・リサーチ
- エレガアコス
- エレコム
- オーディオテクニカ:密閉型が多く、木材を用いた高級ヘッドフォンのシリーズもある。
- オストライ
- OPPO Digital:音響製品は中国のOPPO本社から分離したアメリカの子会社で開発される。
- 音茶楽:ソニーを退職したエンジニアが設立。
- オルトフォン
- カナルワークス
- キャンプファイヤー オーディオ
- 協和ハーモネット:ヘッドフォンは"ZERO AUDIO"ブランドで製造・販売している。
- グラドラボ
- クリエイティブテクノロジー
- クリプシュ
- クレシン:中高価格帯の製品は"PHIATON"ブランドで販売している。
- KEF
- KOSS
- KZ
- SATOLEX:「メイドイン大阪」を標榜している。
- サムソン・テクノロジーズ
- 茶楽音人(さらうんど):TTR株式会社のブランドで、音茶楽とは協業関係にある。
- CEC
- JH AUDIO
- JBL
- JVCケンウッド:2011年10月に日本ビクター・ケンウッド・J&Kカーエレクトロニクスを吸収合併。
- ジェイラボ
- SIGNEO:SIGNEO USAが"SOUL by Ludacris"ブランドで製造・販売している。
- Shure(シュア):スタジオ・ライブ用のマイク、カナル型(イヤホン)等で知られる老舗だが、ヘッドバンド型ヘッドフォン事業には2009年より参入している。
- SMS Audio
- 城下工業株式会社:大手企業のOEMが多いが、SOUNDWARRIORブランドで、コンシューマ向けにも展開している。
- スーディオ
- スカルキャンディー
- スタックス:イヤースピーカーと呼ばれるヘッドフォンを主に製造する。
- 須山歯研:"FitEar"ブランドでカスタムIEMを製造・販売している。
- ゼンハイザー:世界で初めてオープンエア型ヘッドフォンを開発した。
- ソニー:スタジオモニターユースのMDR-CD900STなどを製造・販売している。
- SOL REPUBLIC
- DynamicMotion
- 多摩電子工業
- デノン コンシューマー マーケティング
- 東芝:開発・製造は主に子会社の東芝エルイートレーディングが行っており、現在は"Aurex"ブランドの製品のみ製造・販売している。
- ニクソン
- ネイン:スマホの通知を聞けるヒアラブルデバイスAPlayを製造・販売している。
- HiFiMAN
- Bowers & Wilkins
- パナソニック:Technicsブランドも存在する。
- ハーマン・カードン
- バング&オルフセン
- マクセル(旧・日立マクセル)
- final
- フィッシャーオーディオ
- V-MODA
- フィリップス
- Fender:Aurisonics社を買収してイヤフォン業界に参入した。
- フォスター電機:他メーカーへのOEM受託が中心。自社ブランドは"FOSTEX"ブランドで製造・販売している。
- プラントロニクス
- プレシードジャパン:"AVIOT"ブランドで企画・開発・製造・販売している。
- FURUTECH:ヘッドフォンは"ADL"ブランドで製造・販売している。
- ベイヤーダイナミック
- ボーズ
- マーシャル
- モンスターケーブル
- ヤマハ
- Unique Melody
- ラディウス:音響製品はアメリカ本社から独立した日本法人で開発・製造・販売される。
- Rooth:ユニバーサル製品の部品を流用したリモールドサービスを行っている。
- ローランド
- 64 Audio
- Noble Audio
- KB ear
過去
- アイワ(初代法人、現:ソニーマーケティング):2002年にソニーに吸収され、2008年製造販売終了。
- イメーション(現: オージン):2007年にTDKの記録メディア販売事業を買収、"TDK Life on Record"ブランドで製造・販売していたが、2015年に撤退。
- オンキヨー:開発・製造は主に子会社のオンキヨー&パイオニアテクノロジー(後のオンキヨーホームエンターテイメント)が行っていたが、2022年5月のオンキヨーホームエンターテイメントの経営破綻に合わせる形で完全撤退。
- パイオニア(後のオンキヨー&パイオニア Pioneerブランド → オンキヨーホームエンターテイメント Pioneerブランド):開発・製造はかつては主に子会社の東北パイオニアが行っていたが後に開発・製造はオンキヨー&パイオニアテクノロジーを経てオンキヨーホームエンターテイメントが行っていた。上記のオンキヨー同様、2022年5月のオンキヨーホームエンターテイメントの経営破綻に合わせる形で完全撤退。
脚注・参考文献
- ^ ソニーWebサイト「「MDR-Z1000/EX1000」開発秘話 スタジオモニター MDR-Z1000 | 開発者インタビュー」 2013年8月1日閲覧。
- ^ ヘッドフォンを利用した再生に最適化したバイノーラル録音による制作を除く。
- ^ 藤本健 (2021年10月13日). “ヘッドホンを一流スタジオの音に変えるプラグインCanOpener Studio|DTMステーション”. DTMステーション. 2024年4月4日閲覧。
- ^ “窓の杜 - 【今日のお気に入り】クロスフィード処理ソフト「音楽をヘッドホンで聴こう!」”. forest.watch.impress.co.jp. 2024年4月4日閲覧。
- ^ “ティアックの戦略プリメイン「AI-303」徹底研究!【Part1】ヘッドホン&スピーカーでデスクトップオーディオを遊び倒す!(2/2)”. Phile-web. 2024年4月4日閲覧。
- ^ “「開発者マティアス・カーステンズに訊くADI-2 DAC」 - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]”. synthax.jp. 2024年4月4日閲覧。
- ^ “foobar2000: Components Repository - Meier Crossfeed”. www.foobar2000.org. 2024年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “JEITA RC-8140C ヘッドホン及びイヤホン”. 電子情報技術産業協会. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “テクニカルコミュニケーター協会”. www.jtca.org. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “外来語(カタカナ)表記ガイドライン第3版”. 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会. 2021年1月11日閲覧。
- ^ BTS6141 日本放送協会。
- ^ a b c d e f g “投野 耕治「ヘッドホン技術動向」”. JAS Journal 2013 Vol.53 No.6(11月号). 2019年1月20日閲覧。
- ^ “高機能ヘッドホンでイイ音を備えたソニー「ウォークマンEシリーズ」”. BCNランキング. BCN (2007年6月27日). 2010年4月2日閲覧。
- ^ “カナル型ヘッドホン”. 知恵蔵2013. コトバンク. 2013年8月11日閲覧。
- ^ ドライバーユニット(オーディオテクニカ)
- ^ ASCII.jp:音質重視派の必須アイテム「Sound Blaster ZxR」を試す(2/3)
- ^ a b “ヘッドホンのインピーダンスについて”. Denon 公式ブログ (2018年6月1日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ a b “ヘッドホン・イヤホンに求められる「性能」とは?”. 一般社団法人日本オーディオ協会. 2021年6月10日閲覧。
- ^ 第2回 イヤホンの基本 イヤホンの用語について | 日本経営合理化協会
- ^ ヘッドホンアンプの必要性について(フジヤエービック)
- ^ “No.31 モバイル・ミュージックとスピーカ技術”. TDK Techno Magazine. 2021年6月10日閲覧。
- ^ a b “イヤースピーカーとは?”. STAX (2018年3月28日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ Bluetoothイヤホンで音飛びが起こる原因と対策法 - radius公式コラム
- ^ Bluetooth、その音質と遅延について - Denon Official Blog
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ “耳の中にカビ? 外耳道真菌症とは”. 毎日新聞. 2019年6月12日閲覧。
- ^ 海上忍 (2021年3月10日). “ヘッドホンのパッドがボロボロ...その原因は”. PHILE WEB (音元出版) 2021年3月13日閲覧。
- ^ “2019年05月21日(火)"スマホ難聴"どう防ぐ?”. 日本放送協会. 2021年1月11日閲覧。 “「骨伝導」のイヤホンを使えば、音量を過度に上げなくても聴きやすいので、難聴の予防策としては効果があるのではないかと話していました。”
- ^ “テレワークでの「イヤホン使用」で耳トラブル増加?投稿した耳鼻科医に危険な兆候と対処法を聞いた”. FNN プライムオンライン編集部. 2021年1月11日閲覧。
- ^ “ヘッドホン女子”. 2023年10月13日閲覧。
- 1 ヘッドフォンとは
- 2 ヘッドフォンの概要
- 3 音響機器との接続
- 4 使用上の注意点
- 5 ステレオスピーカーとの比較
- 6 新しいヘッドフォン
- 7 ファッションとしてのヘッドフォン
- 8 関連項目
固有名詞の分類
- ヘッドフォンのページへのリンク