ネッシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/08 14:11 UTC 版)
日本での話題
- 日本においても最も知られた未確認動物であり、テレビ番組や雑誌等でしばしば取り上げられた。国内で目撃証言のある類似の未確認動物に「〜ッシー」という命名が盛んにされた(池田湖のイッシー、屈斜路湖のクッシーなど)他、特撮ドラマ等の怪獣や漫画のストーリー、登場メカの題材にもなった。日本に中国からパンダが贈呈された当時の世論調査で、ネッシーがパンダの次に日本に来て欲しい動物に選ばれている。石原慎太郎はネッシーの存在を信じており、何度か捜索隊を組んでネス湖を調査している。
- 1970年代前半発表の「ドラえもん」の外伝作品「ドラミちゃん」にてのび太郎(のび太の遠戚)とズル木(スネ夫のポジション役)がネッシーの有無についての討論を行い上記の外科医の写真もこの作品に掲載された。てんとう虫コミックス「ドラえもん」第6巻「ネッシーがくる」に収録。なお、外科医の写真がトリック写真であったことが判明したのちに刷られた単行本ではその旨を注釈として記載している。
- 1977年に日本の漁船がニュージーランド沖で未確認動物の腐乱遺骸を引き揚げ話題となったが、これに「ニューネッシー」の名がつけられた(後にサメ類であると結論付けられ、ウバザメ説が有力である)。ネス湖で目撃されるから「ネッシー」なのであり、このネーミングは不合理だったが、日本でネッシーの名が未確認水棲獣の代名詞であったことの傍証ともいえる。しかし、1980年代以降、メディアへの登場は徐々に減っていった。
参考文献
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
- Neil Clark, an article in Open University Geological Society Journal, March (2006).
関連項目
- 湖の怪物
- 未確認動物
- 未確認生物一覧
- デイリー・メール - ネッシーとされる写真を最初に報道した新聞。
- ニューネッシー
- イッシー - 池田湖(鹿児島県指宿市)のUMA。ネッシーに倣って名付けられた。
- クッシー - 屈斜路湖(北海道)のUMA。ネッシーに倣って名付けられた。
- ^ 「ロッホ(loch)」とは、スコットランド方言で「湖」を意味する言葉。
- ^ 1994/3/13 ネッシーの写真がねつ造と発表された日 - ウェイバックマシン(2016年8月9日アーカイブ分) - おもいッきりいいテレビ公式サイト
- ^ ダニエル・スミス『絶対に見られない世界の秘宝99』小野智子、片山美佳子(訳)、日経ナショナルジオグラフィック社、2015年、30頁。ISBN 978-4-86313-324-2。
- ^ 羽仁礼『超常現象大事典 永久保存版』成甲書房、2001年、182頁。ISBN 4-257-03364-9。
- ^ 「ネッシーの謎、ついに解明?=科学調査の結果、来月発表」『時事ドットコムニュース』2019年8月23日。オリジナルの2019年8月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ ダニエル・ロクストン、ドナルド・R・プロセロ『未確認動物UMAを科学する』松浦俊輔(訳)、化学同人、2016年5月(原著2013年)、200頁。ISBN 978-4-7598-1821-5。
- ^ ネッシーとはコトバンク
- ^ 碓井真史『人間関係がうまくいく 図解 嘘の正しい使い方』大和出版、2008年8月、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-8047-6154-1。
- ^ 今泉忠明『動物百科 謎の動物の百科』データハウス、1994年、99頁。ISBN 978-4-88718-269-1。
- ^ “Elephant theory in Nessie search”. BBC News. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “ネッシーにチェックメイト! 環境DNA分析を開始”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2020年5月15日閲覧。
- ^ 橋本宗明. “ネッシーの正体は大ウナギ? 最新ゲノム解析で推定”. 日経ビジネス電子版. 2020年5月15日閲覧。
- ^ “首長竜は胎生だった?化石から胎児”. ナショナル ジオグラフィック協会 (2011年8月10日). 2022年7月2日閲覧。
ネッシーと同じ種類の言葉
- ネッシーのページへのリンク