オーディオアニマトロニクス オーディオアニマトロニクスの概要

オーディオアニマトロニクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/27 06:46 UTC 版)

概要

オーディオアニマトロニクスとは、オーディオ:Audio)、アニメーション(動き:Animation)、エレクトロニクス電子制御:Electronics control)を組み合わせた造語で[1][2]、その名のとおり、電子(コンピュータ)で、音と動きを同調させるように制御されたシステムである。

「生きているような動き」を可能とすることを目的として研究、開発が行われた[2]

オーディオアニマトロニクスの語がウォルト・ディズニー・カンパニーによって商業的に用いられるようになったのは1961年のことであり、ウォルト・ディズニー・カンパニーは1964年に商標出願を行い、1967年に商標登録が行われている。

歴史

1949年、ウォルト・ディズニーニューオーリンズに旅行した際に購入した機械仕掛けの鳥のおもちゃを仕組みに興味をもち、ロジャー・ブロギー英語版ケン・アンダーソンの協力でバディ・イブセンタップダンスをモデルにして作成した「dancing man」がオーディオアニマトロニクスの第1号である。続いて、録音されている音楽に合わせて歌う「バーバーショップ・ハーモニー」スタイルの小型模型を作成する。どちらも、カムと連動するワイヤー操作で人形を制御していた[2]

このシステムに磁気テープが組み込まれ、音声と共に記録された制御信号によって人形を制御する「デジタル・アニメーション制御システム(Digital Animation Control System)」(DACS)が産まれる。プログラムされた毎秒24コマのデジタル信号を読み取り、各制御機構を動作させる[2]

1963年には、ディズニーランドにオーディオアニマトロニクスを用いたアトラクション『魅惑のチキルーム』がオープンした[1]

最初のオーディオアニマトロニクスは単純な反復動作しかできなかったが、この技術の利用に対しウォルトは「ある種の新たな扉」「アニメーションの新たな局面を開いた」と語っている[2]

1964年のニューヨーク万国博覧会に展示されたイッツ・ア・スモールワールドでは限定的な採用であったがリンカーン大統領との偉大なひと時英語版ではリアルさを目指し、「リンカーン大統領が生きている、息をしている感じ」を目標とし、関節の細部、顔の表情筋までが動いた[2]。どちらも、万国博覧会終了後の1965年にはディズニーランドへ移設されている。

2011年には演者なしで自立した会話を可能にするオーディオアニマトロニクス「Destini」を発表している[3]

出典・脚注


  1. ^ a b 【TDL】ウォルト・ディズニーの遺産「オーディオアニマトロニクス」が使われているアトラクション4つ”. ウレぴあ総研 (2014年12月15日). 2016年1月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 『ディズニーランドの国際展開戦略』(中島恵、三恵社、2014年3月、ISBN 978-4864871983)pp.43-44
  3. ^ 日本一現実的なディズニー夜話 第1回:ファンタジーだけではない「ディズニー」の世界”. 2016年1月26日閲覧。


「オーディオアニマトロニクス」の続きの解説一覧




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「オーディオアニマトロニクス」の関連用語

オーディオアニマトロニクスのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

天冠

921T

docomo STYLE series N-08A

シャムワニ

八重紅彼岸

PC-9801NC

サワグルミ

Explorer





オーディオアニマトロニクスのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオーディオアニマトロニクス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS