アプリケーションソフトウェア モバイルアプリケーション

アプリケーションソフトウェア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 07:18 UTC 版)

モバイルアプリケーション

まず、最近特に台数が圧倒的に増え、アプリケーションの数も他の種類のコンピュータよりも圧倒的に増えてきており、その開発に従事しているエンジニアの人数もすでに他種のアプリケーションを圧倒する状態になっている、スマートフォンやタブレット用のアプリケーションから解説することにする。

近年のスマートフォンでは、購入時に、数十ほどのアプリケーションソフトウェアがあらかじめインストールされている(プリインストール)状態になっている。たとえば今仮に、Androidスマートフォンのうちシャープ製でソフトバンクから販売されているものを例にとると、以下のような状態である。

  • Chrome(Google社の純正webブラウザGoogle Chrome
  • Duoビデオ通話用アプリ)、Facebook(SNSのFacebookにアクセスするためのアプリ)
  • Gmail(Gmailを送受信するためのアプリ)、Google(Google検索をするためのアプリ)
  • Gyao!(映画・アニメ・音楽を楽しむためのアプリ)
  • Gガイド番組表(テレビの番組表を見るためのアプリ)
  • Netflix(Netflixで配信されているコンテンツを見るためのアプリ)
  • OfficeSuit(オフィススイート(プロダクション・スイート)のアプリ)
  • PlayStore(Google Playに掲載されているさまざまなアプリを検索しそれをダウンロード・インストールするためのアプリ)、YouTube(YouTubeのコンテンツを視聴したり、データをアップロードするためのアプリ)
  • アルバム(スマホで撮影した写真を閲覧したり、ファイルを整理・整頓したりファイル名を変更するなどのためのアプリ)
  • カメラ(スマホに内蔵されたレンズCCDを使い、スマホをカメラとして使い撮影するためのアプリ)
  • カレンダー(暦の情報や当日が何日か判るカレンダーを確認したり、自分の予定などを記入しスケジュール管理もできるアプリ)
  • 緊急速報メール(気象庁が配信する緊急地震速報津波警報などを自動受信し、持ち主に知らせてくれるアプリ)
  • ドライブ(Google Driveでのデータ保存や取り出しを管理できるアプリ)
  • マップ(Google Mapsで地球上のありとあらゆる場所の地図を表示し、道案内するアプリ)
  • プライムビデオ(Amazonプライム・ビデオを視聴するためのアプリ) [14]

これでも実際のリストのまだ一部にすぎないが、ともかくこのように、スマートフォンのアプリでは、1980年代や1990年代にアプリケーションソフトウェアを分類していた時の、オーソドックスな(古臭い)カテゴリ枠ではもはや簡単に分類することができないような種類のアプリケーションが多数出現してきている。

Androidを搭載している端末ではGoogleアカウントログインすれば、Google Play Storeに掲載されている250万種類以上のアプリケーションから自由に選んでダウンロードおよびインストールして使うことができる。しかも、一部に広告が少し表示されることを我慢すれば、ほとんどが無料である。開発者によっては、広告表示も一切無しで、アプリケーションを無料で人々に公開している。

オープンソース自由ソフトウェアのAndroid向けアプリケーションを扱う、F-Droidというアプリケーションストアも存在する。

AppleのiPhoneやiPadでは、App Storeから多くのアプリケーションを入手できる。


注釈

  1. ^ 「アプリ」の1980年代〜1990年代初頭の用例は[3][4][5][6][7][8]など。
  2. ^ 中・上級のエンジニア向けの文書では、従来どおり「アプリケーションソフト」や「アプリケーション」としていることが多い。

出典

  1. ^ a b c d IT用語辞典 e-words、「アプリケーションソフト」の説明 - 2023年7月12日閲覧。
  2. ^ a b Lexico, application software
  3. ^ 『富士通ジャーナル』1986年6月号、62頁。NDLJP:3218455/32「図30 MS-DOSの起動から終了まで」に「MS-DOSアプリ」の表記がある。
  4. ^ 『事務と経営』1989年6月号、26頁。NDLJP:2221705/26LUNAでは、上記のGMWと同時開発した日本語処理Wnnで、UNIXアプリを日本語化している」「サードパーティと呼ばれるソフトハウスが、UNIX上のアプリを開発し移植している」
  5. ^ 『調査時報』1990年4月号、106頁。NDLJP:1852460/81「図4-3は『ソフト開発』を『OS・ツールソフト開発(以下OS系)』と『アプリケーションソフト開発(以下アプリ)』とに二分してセルフイメージを見たものである」
  6. ^ 『富士通ジャーナル』1992年8月号、63頁。NDLJP:3218523/32Lotus®1-2-3™一太郎dBASEなど当社指定のLANアプリケーションのインストールを実施。アプリ起動用のバッチファイルなども作成」
  7. ^ 『ITUジャーナル』1992年10月号、23頁。NDLJP:3234845/12通信アプリに共通なHMIシンボルの定義手法」
  8. ^ 『情報化研究』1993年1月号、裏表紙裏。NDLJP:3211365/29「日本語ワープロOASYSの多彩な機能と操作性を受け継いだOASYS/WinやWindows™配下の他のアプリケーションと連携しながらホスト連携を可能とするWSMGR等、約250種のWindowsアプリを用意」
  9. ^ [1]
  10. ^ Ceruzzi, Paul E. (1998). A History of Modern Computing. Cambridge, Mass.: MIT Press. ISBN 0262032554.
  11. ^ [2]
  12. ^ [3]
  13. ^ MS
  14. ^ シャープのAQUOS R compactのアプリのリスト、ソフトバンク社によるもの






アプリケーションソフトウェアと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アプリケーションソフトウェア」の関連用語

アプリケーションソフトウェアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アプリケーションソフトウェアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアプリケーションソフトウェア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS