恩とは? わかりやすく解説

おん【恩】

読み方:おん

[音]オン(呉)(漢)

学習漢字6年

めぐみ。いつくしみ情け。「恩愛(おんあいおんない)・恩恵恩師恩賜恩赦恩情恩人恩寵(おんちょう)・恩典感恩旧恩君恩厚恩高恩鴻恩(こうおん)・謝恩重恩大恩朝恩仏恩報恩忘恩

名のり]おき・めぐみ


おん【恩】

読み方:おん

人から受ける、感謝すべき行為恵み情け。「—を施す」


おん 【恩】

漢字の恩は心と因の会意兼形声文字で、「心の上のしかかって何かの印象を残すこと。恵み与えてありがた印象を心にしるしたこと」と説明されるが(藤堂明保編『学研漢和大字典』)、仏教説く四恩父母の恩・衆生の恩・国王の恩・仏法僧三宝の恩)や、キリスト教説く恩恵(英Grace神の人間に対す働きかけ)は、能動態ではなく受動態としてのものであって人間に恩の思想出てきたのは、宗教的感情によるとみてよいであろう。恩は初め自然の恵み対す感謝の気持ち感知され、やがて部族抗争助け英雄などに意識されていき、さらに神・仏といった形而上無形)の世界求められるようになった考えられる中国では、親の子対す慈愛に恩を感じ、恩の原義は「恵」なりとするが(『説文解字』)、親の恩も自然恩・英雄恩の範疇属すものといってよいであろう仏教に「棄恩」の思想があるが、それは「恩愛」を棄てること(出家)であり、恩愛純粋な「恩」とは異なるとみてよいであろう正しく恩を知ることを知恩という。→ 恩愛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 16:06 UTC 版)

(おん)とは、他の人から与えられた恵み、いつくしみのこと[1]


  1. ^ 出典:大辞林
  2. ^ デジタル大辞泉「恩知らず」


「恩」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 23:40 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (おん) 他の人から与えられた恵み
  2. (おん) 封建時代家臣奉公対し主人領地などを与えて報いること。
  3. (おん) 給与手当

成句

熟語


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