反魂香とは? わかりやすく解説

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はんごん‐こう〔‐カウ〕【反魂香】

読み方:はんごんこう

それをたくと死者の魂を呼びもどして、その姿を煙の中に現すという想像上の香。中国漢の武帝が、夫人死後恋しさのあまり香をたいてその面影見たという故事よる。


はんごんこう 【反魂香】

「反魂」死者の魂を呼び返すこと、蘇生させることで、たくと煙中に死者の姿が現れるとする香。漢の武帝李夫人死後、香をたいてその面影見たとする故事よる。

反魂香

作者森内俊雄

収載図書風船ガム少女
出版社福武書店
刊行年月1988.8


反魂香

読み方:ハンゴンコウ(hangonkou)

初演 享保4.3(大坂嵐三右衛門座)


反魂香

読み方:ハンゴンコウ(hangonkou)

分野 謡曲

年代 室町後期

作者 作者未詳


反魂香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 05:20 UTC 版)

反魂香返魂香(はんこんこう、はんごんこう)は、焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるという伝説上の


  1. ^ 白居易「李夫人詩」『中国古典詩聚花』3、前野直彬監修、小学館、1984年、70-80頁。ISBN 978-4-09-915003-7
  2. ^ 夜食時分「好色敗毒散」『浮世草子集』長谷川強校中・訳、小学館〈新編日本古典文学全集〉、2000年、37-40頁。ISBN 978-4-09-658065-3
  3. ^  李時珍. 本草綱目/木之一#.E8.BF.94.E9.AD.82.E9.A6.99. - ウィキソース. 
  4. ^ 寺島良安『和漢三才図会』15、島田勇雄・竹島純夫・樋口元巳訳注、平凡社東洋文庫〉、1987年、76頁。ISBN 978-4-582-80516-1


「反魂香」の続きの解説一覧

反魂香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/20 17:15 UTC 版)

反魂香 (落語)」の記事における「反魂香」の解説

高尾』をもとに、一部登場人物ディテイルクスグリの場所を改変したもの上方演出同様、ハメモノを用い場合がある。 主な演者に、8代目三笑亭可楽三笑亭夢楽らが知られる

※この「反魂香」の解説は、「反魂香 (落語)」の解説の一部です。
「反魂香」を含む「反魂香 (落語)」の記事については、「反魂香 (落語)」の概要を参照ください。


反魂香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/20 17:15 UTC 版)

反魂香 (落語)」の記事における「反魂香」の解説

長屋連中は、最近引っ越してきた浪人者(『高尾同様に僧侶・道哲とする演じ方もある)が夜どおし鉦(かね)をたたく音に安眠阻害されており、月番(=長屋における雑事当番)の八五郎(あるいは熊五郎)が代表して苦情言いに行くことに決まる。 夜ふけになり、八五郎苦情受けた浪人島田重三郎は「亡き妻の回向(えこう=供養)をしております」と弁解し夫婦契り交わした高尾太夫との過去説明する(※『高尾』に見られるような、主人公によるメタ的なまぜ返しはない)。 「なるほど、そんな訳があったんですかい。それはわかったが、お前(めえ)さん、せめて昼間だけにしてくんなはいよ」「おやかまし次第何とぞご容赦願います高尾そのとき取り交わしました、反魂香。これをば火の中にくべ、鉦をたたきますと、煙の中から高尾の姿が現れます」「なに? 幽太? 幽的かい? 一度目の前で焚いてくれ。見せてくれた木戸銭出そうじゃねえか」島田香炉に反魂香をくべると、煙が人の形をとりはじめ、遊女の姿に変わる。「そちゃ女房高尾じゃないか」「お前は、島田重三さん。香(こう)の切れ目が、縁の切れ目。あだにや焚いてくだしゃんすな」 「こりゃ驚(おでれ)えたねえ。実はあたしも、お熊(あるいは、お梅、おかじ、おせきなど)って嬶(かかあ)に死なれましてね、面(つら)拝みたくなっちゃったン。その粉、ちょいと分けちゃもらえねえかね?」「これは私と高尾取り交わししたものゆえ、あなた様には何のお役にも立ちません」「少しおくれよ」「いけません」「わずか!」「だめです」「ちょっぴり……」「大抵の頼みなら聞き入れられるが、このことだけは、どうかご勘弁願いたい島田深々と頭を下げる八五郎は「お侍に頭を下げられちゃ、無理は言えねえ」と引き下がり島田宅を出る。 死んだ妻に一目会いたい気持ち抑えられない八五郎は、「あの火にくべるやつは何と言ったかな……そうだ、ハンゴンタン越中富山反魂丹だ」と間違って思い出しすぐさま薬屋向かい、戸を叩いて開けさせ、反魂丹を買う。 帰宅した八五郎七輪出しウチワあおいで火を起こしながら妻との会話思い出し妄想に至る。「もういけねえ、って時に苦し息の下言いやがったねえ。『お前さんはあたしが死んだら、若いおかみさんを持つんだろ?』『馬鹿言っちゃいけねぇ。俺はお前が死んでも、生涯やもめ(=独身)で暮らすよ』『ほんとかい』『ほんとだよ』って、手をキューッと握り合ったのがこの世別れだったんだ。それが今晩出てきやがんだ。『そちゃ女房お熊じゃないか』『お前はやもめの八っつぁんかい。取り交わせ越中富山反魂丹。あだにや焚いてくだしゃんすな』……なんて言ってきやがるだろうね。『お前さん。もう、今晩寝かさないよ! 眠るならつねるよ。つねるな、って言うんなら、くすぐるよ』『ああ、くすぐってえ。俺はくすぐられンのに弱いんだ。ところでお前は今どうしてんの?』『あたしはお前さんが来るのを、蓮の台(うてな)の上乗って待ってンのよ。早くおいでよ』『おいでったって、死ななきゃ行かれないじゃねえか』『早く死になよ!』『それは勘弁願いてえなあ』『なによあんた、娑婆未練があンのねえ。悪い女引っ張り込もうってんならただじゃおかないよ! ほっぺたつねっちゃうんだから』……ああ、火種入れンのを忘れた」 火が起こり八五郎ひとつまみ反魂丹をくべてみる。「ゴホッ、ゴホ……煙は出てくるけど、なかなか嬶が出てきやがらねえ」しびれを切らせを袋ごと放り込むと、大量の煙がわき出した。そのとき裏口をたたく音がする。「あいつ、恥ずかしい、ってんで裏口から来やがったな。そちゃ女房お熊じゃないか?」 「違うよ、隣のお崎だよ。さっきからきなくさいの、お前の家(うち)じゃないのかい」

※この「反魂香」の解説は、「反魂香 (落語)」の解説の一部です。
「反魂香」を含む「反魂香 (落語)」の記事については、「反魂香 (落語)」の概要を参照ください。


反魂香(はんこんこう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/25 04:51 UTC 版)

トラウマイスタ」の記事における「反魂香(はんこんこう)」の解説

アートマン呼び出すために必要とする特殊な線香。これを初め使われた者は、線香から放たれる煙を吸引し心の闇潜むトラウマ引きずり出し、この反魂香の燃焼時間でもある10以内出現したアートマン打ち破らなければならないまた、一般人具現化したアートマン見た大騒ぎになるため、戦いの後は必ずで消さなければならないという決まりもある。もちろん線香なので、火が無いとアートマン具現化させることが出来ないボス本部自分の部屋焚いている蝋燭のような形の物や、ダヴィンチが持つ宙に浮く球体の物等、チャンドラカンパニーにより様々な種類作られているようである。

※この「反魂香(はんこんこう)」の解説は、「トラウマイスタ」の解説の一部です。
「反魂香(はんこんこう)」を含む「トラウマイスタ」の記事については、「トラウマイスタ」の概要を参照ください。

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