三省堂 大辞林 |
しゃんす
しゃんす
〔尊敬の助動詞「しゃます」の転。近世上方語。主に遊里の女性が用いた〕四段活用・ナ行変格活用の動詞の未然形に接続する。動作の主体に対する尊敬の意を表す。…なさいます。お…になります。
「さが様ちとお目借ろと耳に口寄せ、内儀様の言は〈しゃんす〉/浄瑠璃・氷の朔日(中)」「兄様、戻ら〈しゃんし〉たかえ/歌舞伎・男伊達初買曾我」「胸の中なる悪心が、その身を責むると諦めて、潔う死な〈しゃんせ〉/浄瑠璃・無間鐘」
→さしゃんす(助動)
隠語大辞典 |
品詞の分類
「しゃんす」の用例一覧
岡本かの子 取返し物語 (青空文庫)
また拙い首尾になり果てようと、落ち付く先は極楽浄土。一つうてなで花嫁花婿』(涙にむせぶ) おくみ(いそがしく手探りで源兵衛の頬を探り)『や、や、源兵衛さん、こなた泣いていやしゃんすな。先程呉れたお 珠数 ( じゅず ) と言い、わた...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/46934_33273.html
泉鏡花 開扉一妖帖 (青空文庫)
げつせいちゅうやのおりわけ ) ——ごろからの夫婦喧嘩に、なぜ、かかさんをぶたしゃんす、もうかんにんと、ごよごよごよ、と雷の 児 ( こ ) が泣いて留める、 件 ( くだん ) の 浄瑠璃 ( じょうるり ) だけは、一生...
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