さん‐ぎょう〔‐ゲフ〕【三業】
さん‐ごう〔‐ゴフ〕【三業】
さんごう 【三業】
三業
三業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:04 UTC 版)
業は一般に、.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}身(しん)・口(く)(もしくは語(ご))・意(い)の三業(さんごう)に分けられる。 身業(しんごう)(梵: kāya-karman、カーヤ・カルマン) - 身体に関わる行為。身体的行為。説一切有部においては、身業とは、その行為・動作をする瞬間瞬間に身体が示す形状であるとする。たとえば、人を打つという行為は、映画のフィルムの1こま1こまの画面の変化のように、こぶしを振り上げてそれを相手の頭上に振り下ろすという過程の瞬間瞬間に、身体の形状が少しずつ変化していくことによって完遂される。その各瞬間の身体の形状、すなわち色法(眼識の対象)こそが身業であるとする。なお、十悪業は身・口・意の三業に分類され、身の三業は殺生(せっしょう)・偸盗(ちゅうとう)(盗み)・邪淫(じゃいん)(不倫、道に外れた性行為)となる。 口業(くごう)(梵: vāk-karman、ヴァーク・カルマン) - 言語に関わる行為。言語表現。語業(ごごう)(梵: vāk-karman、ヴァーク・カルマン)ともいう。説一切有部においては、一瞬一瞬に発音される声音の積み重なりが言語をなすのだから、声法(耳識の対象)こそが口業であるとする。なお、十悪業が分類される口の四業は妄語(もうご)(嘘をつく)・両舌(りょうぜつ)(二枚舌を使う)・悪口(あっく)(悪口を言う)・綺語(きご)(無益なおしゃべり)となる。 意業(いごう)(梵: manas-karman、マナス・カルマン) - 意志に関わる行為。心意作用。十悪業が分類される意の三業は貪欲(とんよく)(貪り)・瞋恚(しんに)(怒り)・愚痴(ぐち)(愚かさ)となる。 阿含経では、行為が行われる場合は、①第一段階:思(意志の発動)の心作用、②第二段階:実際の行為(身業・口業・意業)があるとしている。ここでは、(第二段階の意業だけでなく)、第一段階の思をも業のなかに含めて理解している。そればかりでなく、第一段階こそが業の本質的なものだとして重要視している。一方、説一切有部では、①第一段階を意業(=後述の思業)とし、②第二段階は身業・口業のみ(=後述の思已業)とした。なお、経量部や大乗仏教は、三業すべての本体を思(意志)であるとする。
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三業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:45 UTC 版)
文楽は男性によって演じられる。太夫、三味線、人形遣いの「三業(さんぎょう)」で成り立つ三位一体の演芸である。客席の上手側に張りだした演奏用の場所を「床」と呼び、回転式の盆に乗って現れた太夫と三味線弾きが、ここで浄瑠璃を演奏する。対して人形のことを「手摺」と呼ぶが、これは人形遣いの腰から下が隠れる板のことを手摺ということから。
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